お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、17日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、ブランド総合研究所の「都道府県魅力度ランキング」について持論を述べた。
今年の同ランキング発表を受け、40位から44位に下がった群馬県の山本一太知事は14日、会見で「なぜ群馬県の順位が下がったのか、その理由は判然とていません」と不快感をあらわにし、法的措置も検討する意向を示した。
このことについて意見を求められた松本は、「僕は山本さんが怒っていらっしゃるのは意外と理解できる」と同調。「例えば『好きな芸人誰ですか?』とか『好きな役者さん誰ですか?』とかは数多いるわけですから、これはやっていいと思うんです」とし、同ランキングは対象が47都道府県と決まっていることから「どれだけポジティブな質問であっても全部47位まで出されたら、『魅力のない街ランキング』でもあるわけじゃないですか。これはやっぱり、気分悪いでしょう」と同情した。
さらに、「コロナで観光業がしんどかったり、飲食がしんどい中で。この足の引っ張られ方はきついなと思う」とも指摘しつつ、「ベスト10でいいと思う」と妥協案も。「番組で地方同士で遊ぶじゃない? こんなことになると、あれをやりにくくなる。あれはみんなが言った、言われたでトークとして面白おかしくやってるのに、『こういうことやめましょう』みたいになってくる可能性があるんですよ」とバラエティ番組への影響も危惧した。
「あとは信ぴょう性という問題もある」と同ランキングの精度にも疑念を抱く松本。「こんなん、逆転でけへんやん。どうやったら逆転できんの? っていう話やから。そういう意味でも、このランキングに意味が……。だって、がんばって10位に入れるようなことではないじゃない? 変な話、京都は何をしたってずっと2位ぐらいにおれるんですよ。何の努力をしなくても。群馬はどんだけがんばっても10位になんか入れない。かわいそうですよ」と主張し、「ホンマにやめた方がいい」と結論付けていた。