英語を学ぶ上でつまきがちなのが「助動詞」です。特に可能性や推量を表す助動詞は、文字だけ見てそのニュアンスを理解し、覚えて使うのは結構難しいもの。

そんな悩める方々はもちろんのこと、最近英語とはご無沙汰でも、思わず学び直したくなってしまうような投稿が話題になっています。投稿者は、オーストラリアから英語を楽しく学べるイラストを毎日投稿している、「こあらの学校」こあたんさん(@KoalaEnglish180)です。

マリトッツォで学ぶ! 可能性・推量を表す助動詞(@KoalaEnglish180より引用)

  • (@KoalaEnglish180より引用)

このマリトッツォに例えた投稿に、16.5万件のいいね、3.4万件のリツイートと、大きな反響がよせられています(10月15日現在)。「もう2日早く知ってればもっと点数取れたのに…!!」「めちゃくちゃ面白くて勉強になります。もっと早く出会いたかったですw」「これは学生に優しい! 英語の授業をこれで習いたかった」という声が続々。

「マリトッツォ」はブリオッシュにクリームをたっぷり詰めたイタリアのスイーツで、SNSでもたびたび話題になっていますが、中にはクリームがあまり入っていなかったり、ブリオッシュとクリーム以外の組み合わせの商品もあり「これはマリトッツオなのか……?」と首をかしげるようなものも。

可能性や推量を表す助動詞をそんなマリトッツォで表現したことで、なんとなくイメージが付きやすくなりましたよね。

このイラストを投稿されたこあたんさんに、投稿の経緯を伺いました。

投稿者に聞いてみた

――今回の「マリトッツォのたとえ」を思い付かれたきっかけは?

普段から英語をビジュアルで楽しく学べるイラストを投稿しており、興味を持って頂くためにトレンドも取り入れるようにしています。

最近SNSでマリトッツォの投稿を見かけることが増えたので、以前バズったこちらの作品に絡めて作ってみようと思いました。

――「might(もしかするとマリトッツォかもしれない)」のあたりから、マリトッツオらしくなくなっています。英語の場合、どのあたりから「これはマリトッツオではない可能性が高い」と感じるものでしょうか?

仰る通り、「might」あたりからだと思います。「may」だと「マリトッツォかもしれないし、マリトッツォではないかもしれない」という50:50の可能性を表すので、それより右側はマリトッツォではない可能性が高くなります。

――最後に、日本で大流行しているマリトッツォですが、オーストラリアでは見かけられますか?

オーストラリアは多文化国家なので探せばあると思いますが、私は見たことはありません(笑)。


思わず突っ込みたくなる内容だからこそ、印象に残って覚えやすい、こあたんさんの英語を学べるイラスト。Twitterの投稿だけでなく、YouTube「こあらの学校 英語の時間」でも、楽しく英語を学べる動画を毎週3本ずつ投稿されているそうです。

英語で可能性や推量を表現するときは、ぜひ頭に「マリトッツォ」を思い出しながら使ってみてはいかがでしょうか。