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【この記事のエキスパート】
ヘアケアアドバイザー:sakuranbo
美容師経験や自身の子育て経験を活かしたわかりやすい記事を心掛けています。好奇心旺盛で多趣味なので、日々学びながら子どもとともに成長中です。
メイクやヘアアレンジが好きなので美容師時代は趣味のカメラでモデルを使った撮影や、コンテストでの入賞経験あり。海外生活を経て結婚後、子育てと両立して複数媒体でライター活動しています。
忙しくても手抜きでもおしゃれを楽しみたい、そんな女性を応援します!
◆美容師免許◆ヘアケアマイスター
ウィッグはかんたんにヘアスタイルの雰囲気を変えられるファッションアイテム。おしゃれ目的はもちろんコスプレにも使えます。また、フルウィッグや部分ウィッグ、医療用、メンズ向けなど種類も様々。ここではウィッグの選び方とおすすめ商品を紹介します。自然に見えて普段使いできる商品もピックアップ。
ウィッグの選び方
ヘアケアアドバイザー・sakuranboさんに取材をして、ウィッグの選び方のポイントを教えていただきました。スタイルや素材をよくチェックすることが大切です。ぜひウィッグ選びの参考にしてください。
カラーや長さなど、ウィッグのスタイルで選ぶ
ウィッグにはいろいろなカラー、長さ、スタイルのものがあります。自分がなりたいスタイルに合ったものを選びましょう。
長さはショート、ミディアム、ロングがあります。スタイルもストレートや巻き髪、ハネ髪などもあります。また、お団子やポニーテールなどのスタイリングがされているウィッグもあります。なりたいファッションや、コスプレならキャラクター、仕上がりの雰囲気に合うものを選びましょう。
ウィッグの素材から選ぶ
ウィッグに使われてる素材は人工毛、人毛、ミックスがあります。それぞれの特徴を知って重視したいポイントで選びましょう。
お手頃価格の人工毛
ポリエステル、アクリル、ナイロンなどの合成繊維(合成ファイバー)で作られたウィッグは、人工毛ウィッグとよばれています。形状記憶性にすぐれているため、ウィッグのスタイルがくずれにくいのが魅力です。手にしやすい価格のものもそろっています。
ポリエステルのように耐熱のものならコテやドライヤーを使ってのスタイリングも可能です。一方非耐熱性のものはスタイリングができません。人工毛にくらべるとやや不自然な仕上がり、かつ静電気が起きやすいデメリットがあります。
自然な風合いでスタイリングもできる人毛
人毛は人間の髪の毛から作られたウィッグです。ウィッグに必要な長さまで伸ばした人間の髪の毛をカットして作られます。人間の髪のため、ウィッグとしても自然な仕上がりが楽しめます。コテやドライヤーによるスタイリングができるほか、パーマやカラーも可能です。
髪が傷んでもトリートメントができますが、こまめなお手入れが必要になります。また、ウィッグのなかでも価格は高めです。
取り扱いしやすいミックス
合成繊維と人毛をミックスさせて作られたウィッグもあります。人毛をミックスさせることで、合成繊維の不自然な光沢や仕上がりをおさえています。合成繊維の取り扱いのしやすさも兼ね備えているのもポイント。
一方、合成繊維と人毛の割合が商品によって異なります。合成繊維がほとんどのものなら、風合いが不自然に見えので事前に割合を確認しておきましょう。また、合成繊維、人毛よりもウィッグの種類が少なめです。
フルウィッグor部分ウィッグ
ウィッグは大きく分けるとフルウィッグと部分ウィッグがあります。用途に応じた形状を選びましょう。
がらりと雰囲気が変わるフルウィッグ
フルウィッグとは頭部全体にかぶせて使用するウィッグです。地毛をすべて隠せるため、ヘアスタイルや雰囲気をがらりと変えたいときに向いています。
ふだんショートの人がロングになったり、なかなか試せない髪色やスタイルにしたりも可能です。腰以上の髪の長さがある、カラーリングでは表現できない髪色などのアニメのキャラクターの髪型を再現したいときにも向いています。
地毛をいかして使用できる部分ウィッグ
部分用ウィッグは、地毛をいかしたスタイルが楽しめるウィッグです。前髪ウィッグ、ハーフウィッグ、トップウィッグなどのいろいろな種類があります。
地毛の髪色や長さをいかしつつ、自然なスタイルを楽しみたいときに向いています。一方、部分用ウィッグと地毛の色が合わない場合、不自然な仕上がりになってしまう点に気をつけましょう。
生え際やつむじ、毛質などを確認しよう
おしゃれやファッション目的でウィッグを選ぶ場合、できるだけ自然な仕上がりを得たいという人も多いでしょう。自然な仕上がりかどうかを確認するポイントが、つむじや生え際、毛質です。
つむじや生え際はウィッグの頭皮部分が出てしまっていないか、作りを確認しましょう。毛質は光沢がありすぎると不自然な仕上がりになってしまいます。
自分の頭に合うサイズのものを選ぼう
フルウィッグは商品によってサイズが設定されている場合があります。サイズが合わないものだと、ずれやすかったり、長時間着けていると頭が痛くなったりします。自分の頭に合うサイズのものを選びましょう。
はちまきを巻くように自分の頭にメジャーを巻くと、頭囲が計れます。メジャーはたるませず張って測るのが重要です。
ヘアケアアドバイザーがアドバイス
使用頻度や目的でも選び方が変わる
【エキスパートのコメント】
ふだん使いしたいのか、特別なときにだけ使いたいのかによっても選び方は異なります。ふだん使いなら地毛の色や質感に合ったものを選ぶと違和感が少ないでしょう。日々のお手入れのしやすさも重要です。
逆に、特別なときに使うだけならデザイン性を重視するのもおすすめ。いずれも髪のボリュームがしっかりとある方が地肌が透けにくく、自然なスタイルが楽しめます。