ボーズは、ノイズキャンセリング(NC)機能を備えたワイヤレスヘッドホン「QuietComfort 45」を10月28日に発売する。価格は39,600円。カラーはブラックとホワイトスモークの2色で、いずれもマット仕上げ。事前予約受付を10月14日に開始した。
QuietComfort 45(QC45)は、米国などで9月から発売しており、国内での販売が今回正式に決まった。なお、山本敦氏による実機のファーストインプレッションを掲載しているので、あわせて参照して欲しい。
QC45では新しいアクティブノイズキャンセリングシステムと電子回路を搭載し、NCモード「Quiet」と外音取り込みモード「Aware」の2つが利用可能になった。
Quietモードでは、イヤーカップの内側と外側に搭載したマイクと、独自のデジタルチップの組み合わせにより、周囲の中音域のノイズを検知・測定して打ち消す。これにより、音楽やポッドキャスト、映画などのコンテンツをクリアなサウンドで楽しめるとする。
Awareモードは、QC45で新たに実現した外音取り込み機能で、オンにするとフルトランスペアレンシー状態に切り替わり、ヘッドホンを装着したままでも周囲の音がハッキリ自然に聞こえるという。
通話や音声コマンド使用時もNC機能を活用。ビームフォーミングアレイでユーザーの声と騒音を認識して分離し、周囲の騒音を抑える。これにより、ユーザーの声が友人や家族、同僚などの通話相手にハッキリ伝わり、音声アシスタントもユーザーの声を正確に認識できるとする。
操作性は同シリーズの従来機種から継承。右側のイヤーカップには音量アップ/ダウンのボタンと、電源/Bluetoothボタンに加え、着信応答や音楽再生/停止、音声アシスタントを呼び出すなど各種操作が行えるマルチファンクションボタンを含めた計4ボタンを搭載する。左側ハウジングには、モード切替と通話中のマイクミュートが行えるアクションボタンを配置した。
Bluetooth 5.1に準拠し、「Bose Music」アプリから各種操作や設定が行える。マルチポイント接続にも対応。さらに、Bose SimpleSync対応の同社製サウンドバーと連携し、プライベートリスニングを楽しむこともできるという。
最大24時間のロングバッテリーを実現(QC35 IIは最大20時間)。長時間のフライトや複数の電話会議、深夜の勉強などさまざまなシーンで活用できるとする。充電端子も従来のmicroUSBからUSB Type-Cに刷新。2時間でフル充電可能で、15分の充電で3時間使える急速充電にも対応する。
QCシリーズの伝統的なデザインや、毎日、1日中使える快適さや安定性は従来機種から継承。高耐久性と軽量を実現しており、コンポーネント間の継ぎ目や接合部は滑らかに仕上げ、イヤークッションはプリーツをなくしたデザインとした。ヘッドバンドを折りたたんで付属のコンパクトなキャリーケースに収納できる。