ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの長谷川慎が、16日に放送される東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『顔だけ先生』(毎週土曜23:40~)の第2話で、ボクシングシーンを披露する。
クラスメイトから「ダサい」「キモい」と、陰口を言われている、園芸部部長・森戸朋也を演じる長谷川。ボクシングシーンは「課外授業」として行われるもので、演技とはいえポンコツ教師・遠藤一誠役の神尾楓珠がボコボコにされる姿に、監督も「ほぼ当たっていたけど、大丈夫?」と、心配して声をかける一幕もあった。
長谷川は、撮影の直前までダンベルや腹筋をしてパンプアップに励んで臨んだ。この日のために食事制限と筋トレで、体脂肪率4%の肉体に仕上げてきたという。
神尾は「過去にボクサー役で食事制限をしたことがあるので、つらさは分かります。短期間であの体を作るのは本当に大変だったと思います」と長谷川をねぎらった。
長谷川のコメントは、以下の通り。
――森戸朋也について。
森戸は2年B組の園芸部部長をやっていて、園芸部に所属しているというだけで、気持ち悪いとか、ダサいとかそういうイメージを持たれていて、クラスのみんなからも、「エンゲロ部」と言われています。環境問題をマジメに勉強している子で野菜や自然が大好き。あるコンテストがきっかけで、自分を変えたいとあか抜けていきます。
――「陰キャ」役を演じる事には…?
普段の自分はアーティストとして活動していますが、ステージでお客さんに喜んでいただくキラキラした場所にいる中、森戸役ではある意味、真逆を体験できています。前日はライブをしていて、その翌日は森戸で陰キャを演じているという“振り幅”は本当に楽しいです。
何かに集中している時の森戸は顎を出していたり、内またで猫背で走るなど、監督の森戸に対する明確なイメージがあり、そういう見た目の部分も楽しんでやらせてもらっています。
――神尾楓珠さんの印象は?
初めて楓珠と共演した時はお互い生徒役でした(2019年YouTubeドラマ『主人公』)。当時の僕はあまり俳優の経験もなく、何も分からないまま作品に挑戦して、現場でいろいろと学ぶこともあって。それを経て何年か経ち、先生と生徒という関係がちょっと不思議ではありますが(笑)、また一緒に共演できてうれしいです。
――アーティストとは異なる俳優の楽しさは?
ライブをしている時はもちろん楽しいですが、俳優業は別の世界戦を生きている感じがします。
自分自身に、「こういう引き出しもあるんだ」と、新しい発見もあります。今はアーティストとしての自分、俳優としての自分、なにもしていない普通の自分という3つの自分を生きている。そんな切り替えのある人生がとてもおもしろいです。
――ボクシングシーンに向けての準備は?
森戸のストーリーとしては「陰キャ」からあか抜けるまでの過程があり、監督にも、「腹筋を割ってほしい」とリクエストされて、約1カ月半、筋トレや食事制限をしてきました。
ボクシングシーン撮影の前日は、“水抜き”といって、体にある水分を抜いて、筋肉を浮き上がらせる作業をしました。食事はOKですが、水は500ミリのペットボトル1本だけ。そうすると翌日は、筋肉がバキッとなるであろうと。体脂肪率も4%をキープしていていい流れで来ていたので、当日はバキッとカリカリにして、見せつけようと思いました(笑)
――遠藤先生とのボクシングシーンは?
森戸の努力が実った瞬間でもあるので、視聴者の皆さんも、きっと森戸の応援をしてくれていると思います。この日のために僕は賭けてきました。とりあえず撮影をもって、ブロッコリーとささみの食生活は終わりです(笑)
――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!
最初はかなり陰キャで見た目もダサい森戸ですが、人が180度変わるぐらい最後は、別人になっています。格段に見た目や気持ちが変わっていく森戸をこのたった一話で感じられると思いますし、感じていただきたいと思います。
森戸がどう頑張ってきて、ここまで至ったかという、すべての努力がボクシングのシーンで発揮されます。僕も森戸と一緒に変わろうと減量や筋トレを頑張りました。ぜひ観て頂けたら嬉しいです。