会社員として毎月お給料をもらいながら、投資にも力を入れれば、着実に貯蓄を増やしていける可能性がありますよね。ただ働きながら投資をすることに対しては、ハードルが高く感じられる人もいるでしょう。

今回は、1000万円の資産形成に成功したインスタグラマーのカビラさんに、投資で貯蓄をするコツやお金の使い方などについて、話を聞きました。

カビラさん(@cabira.money/30代)

30代の会社員。投資歴は8年目で、1000万円の貯蓄に成功した。Instagramでは、投資の方法やお金の使い方について発信している。

まずは100万円の壁を突破する

――貯金をしようと決めた後、まずは何から始めましたか?

まずは、保険などの固定費や生活費の見直しを行いました。それから細かいことですが、銀行などで無駄な手数料を払わない、毎日お弁当と水筒を持参して外食を控えるなど、先取り貯金を徹底して節約を心がけました。収入が少ない分、時間を使って、お金を節約していましたね。20代の時に、貯金100万円を達成しました。

――Instagramの投稿でも「まずは100万円を貯めることが大切だ」と発信されていますが、それはなぜですか?

支出が1万円減れば、1万円収入が増えたことと変わらないですよね。ですから、まずは支出を減らすことから始めていただきたいんです。そして、100万円の壁を突破すれば、勢いがつくと思いますよ。

――他にはどのようなことを心がけていましたか?

我が家は共働きなのですが、収入の柱が多いことによるメリットは大きいと感じています。片方だけの収入で暮らせるとすれば、もう一方の収入は全て貯蓄に回せるということですし、貯蓄スピードも上げられます。また、ポイントの活用や家事や家計管理において時短を意識した生活を送ることも大切ですね。

――なるほど、そうした貯蓄を継続された結果として、1000万円の貯蓄を達成されたのですね。もっとも効果的だった貯蓄方法はなんですか?

1000万円を貯められた理由は、共働きによって成り立つ先取り貯金ですね。私は22歳で結婚してから、僕の収入だけで生活して、妻の収入は全額貯蓄に回してきました。子どもを産む前に、ある程度のお金を貯めたかったし、夫婦だけの暮らしを楽しみたかったので、6年間、2馬力で貯蓄していました。月々15万円から20万円を6年貯蓄し続けた結果、1000万円を貯蓄できました。

――貯蓄のうち、現金はどれくらいの割合ですか?

割合は現金が4割、投資が6割です。私は債券をそんなにたくさん持っていないので、現金保有率が高めですね。

投資で資産形成をする意義

――投資が6割ということですが、投資を始めたきっかけはなんですか?

当時付き合っていた現在の妻が信用金庫に勤めていたこともあって、投資に興味を持ちました。ライフプランナーを通じて、保障を確保しながら、将来のために資産形成ができる「変額保険」のことを知ってから、自分でも投資をしてみることにしました。

――投資で貯蓄するメリットはどんなところにありますか?

資産運用は長期で複利がきくので、貯金よりも負担額は少なくなります。元本割れリスクはありますが、貯金だけではなく資産運用をバランスよく使うことが大切だと思っています。

――具体的にはどのような投資をしていますか?

例えば、「つみたてNISA」、「ジュニアNISA」、「ロボ貯蓄」、「LINE証券」そして「暗号資産」など、複数の投資をしています。LINE証券は単元では高すぎて買えないような株を1株から買うことができますし、ロボ貯蓄は米国株の積立が1,000円からできるので、活用していますよ。 

――お金の使い方について、カビラさんからアドバイスをいただけますか?

僕は元々浪費型の人間でしたが、お金の使い方を意識したら貯蓄ができるようになりました。「お金の使い方」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、貯めることと同じぐらい重要です。

欲を満たすことにだけお金を使うのではなく

・時間確保のため
・自らの魅力や価値を上げるため
・運用で資産を増やすため

に使うなど、意識を変えてみるだけでも、将来余裕のある生活ができるかもしれませんよ。

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ここまで、カビラさんに貯蓄や投資のコツについてお話をお聞きしてきました。30代の会社員で、1000万円の貯蓄に成功した理由に少し触れることができましたね。ぜひカビラさんのInstagramも参考にしてみてください。