「この10年間皆さんに助けて頂きました。とても感謝してます。ありがとうございます。こんな時期だからこそ、次は私が皆さんを笑顔にしたいです。これからも少しずつですが恩返ししていけたらなと、思います」
これは、女優の山本舞香が自身にとって24歳の誕生日となる13日にデビュー10周年を記念した『山本舞香 2022カレンダー』(KADOKAWA 3,080円)を発売することをインスタグラムで告知した際につづった文章だ。
これまで『東京喰種 トーキョーグール【S】』(19)、『今日から俺は!!劇場版 』(20)など数々の注目作に出演してきた山本。現在放送中のWOWOW開局30周年記念『連続ドラマW 宮部みゆき「ソロモンの偽証」』(毎週日曜 22:00~放送・配信※第1話無料放送)でも、主要キャストを務めている。
そんな華々しい活躍を見せる彼女が大切にしているのは、感謝の気持ちと“普通”の感覚。「ウソはつきたくない」「自分のことを“芸能人”と思っていない」と、まっすぐにつむぎ出す言葉の端々から、山本舞香に数多くの人が惹きつけられる理由がうかがえる。
■卓上カレンダー形式にした理由
――デビュー10周年記念の作品として、カレンダーが発売されますね。
最初は、海外で大人らしさを表現できる写真集を作りたいと考えていたんですけど、大変な世の中になってしまったので……急ぐものでもないのかなという風に思って、今回は内容をギュッと詰め込んだ良いものを作れたらいいなと、カレンダーを作らせていただきました。
10周年という実感はないんですけど、“もう10年なんだ”と考えたときに、感謝の気持ちを伝えたくて、今までお世話になってきたスタッフさんや、応援してくれているファンの方に“私、これくらい成長したんだよ”っていう姿を見てもらえたらいいなって。
――卓上カレンダーにしたのも何か理由があるんですか?
卓上カレンダーだったら、デスクや寝室のような目の届くところに置くことができるなと思って。(卓上カレンダーを見て)“元気が出る”と思ってもらえたら、すごく嬉しいです。
――元気が出ると思いますし、山本さんがそんな風に思って作ったカレンダーというのもファンの方は嬉しいだろうなと思います。
「買ってもらって終わり」にしたくなかったんです。ただカレンダーをお渡しするだけじゃなくて、1対1でお話できる場を設けて、感謝の言葉を直接伝えたり、自分が誰かのファンだったら、どういうものが欲しいか、どういうことをしてほしいかと考えて、それが実現できるかはわからないけど、スタッフさんに伝えました。面と向かってお話するのが難しければ、オンラインもありますし、これをきっかけにファンの方にお会いしたいです。
■「自分を出した」こだわりポイント
――「成長した姿を見せたい」とおっしゃっていましたが、今回こだわったポイントはどんなところですか?
これまでに出したカレンダーも写真集も正統派というか、本当の自分の笑顔が写ってるんだけど、例えばファッションだったりメイクだったり、“自分が好きなものはどこにあるんだろう?” っていう風に昔は感じていました。今回はもっと自分を出したいと思って、“大人になって少しは色気も出ました”というところを見てもらえるようにしたり、ファッションが好きと言ってくださるファンの方も多いので、自分が着たい服を選んだり、メイクはナチュラルにしたりと、セルフプロデュースをさせていただきました。
――カレンダーと言えば、季節を感じるカットもあるのかなと思ったのですが、いかがですか?
「冬だからこういう服にしよう」みたいなことは考えず、本当に自分が着たい服を着ています。ずっとお世話になってるスタイリストさんが衣装を100着くらい用意してくれたんですけど、どストライクな服が多すぎて選ぶのが大変で……最後は直感で選びました(笑)。
――「8月は浴衣で」みたいなことはないんですね!
浴衣は一切出てきません(笑)!