10月に入り、「iCloud+に追加料金なしでアップグレードされました」というタイトルのメールがiPhoneユーザのもとへ届けられているようです。いきなりのメールですから、自分はiCloudを利用しているけど「iCloud+」は知らない、アップグレードした覚えはない、と混乱しているかもしれませんね。
このiCloud+(アイクラウド・プラス)へのアップグレードを知らせるメールは、iCloudストレージのサブスクリプション/有償を利用しているユーザ宛に発送されたものです。従来のiCloudストレージは、有償/無償の差は利用できるストレージ容量の違いだけで機能差はありませんでしたが、iOS 15の公開にあわせ有償ユーザ専用の機能が追加されました。
今回のメールは有償ユーザへ送信されたもので、付加サービス開始の告知を目的としています。iOS 15にアップデートしたユーザは、新しいiCloud利用規約に同意しiCloud+の付加サービスが有効な状態ですから、メールの到着をもってなにか処理を行う必要はありません。
iCloud+は付加機能という位置付けですが、 WEBブラウジングの安全性とプライバシー保護を強化する「iCloudプライベートリレー」(2021年10月現在β版)、一意でランダムなメールアドレスを作成して本当のメールアドレスを秘匿する「メールを非公開」など有益な機能を利用できます。
なお、iCloud+を共有すると、無料/5GBのプランを使っている家族は自動的にファミリープランへ追加されます。『設定』→「Apple ID(自分の名前)」→「ファミリー共有」→「iCloud+」の順に画面を開けば、最大6人のファミリーメンバーもiCloud+の恩恵を受けられるよう設定できるので、忘れず作業しておきましょう。