JR東日本は13日、乃村工藝社グループのスクエアと連携し、復刻版国鉄6000形コンテナ黄緑6号色のデザインをアレンジした鉄道コンテナ型ハウス「マチハコトレイン」を「JRE MALL」にて10月14日から6カ月間限定で販売すると発表した。

  • 「マチハコトレイン」設置イメージ(JR東日本提供)

「マチハコトレイン」は、コンテナ的建築「マチハコ」を展開しているスクエアと連携して製作した貨物コンテナ型BOXルーム。本物の貨物コンテナではなくレプリカだが、出入口用扉などを付けて全体的なイメージを大切にし、実物に近いサイズで制作したという。倉庫やコレクションルームなどでの利用を想定している。

今回販売される「マチハコトレイン」は、日本国有鉄道が1960(昭和35)年から1970(昭和45)年にかけて製造した一種規格(約11ft)有蓋コンテナ(国鉄6000形コンテナ)のレプリカ。鉄道ファンの希望を叶え、現在は存在しない幻の6000形を色(黄緑6号色)や文字サイン、大きさまでほぼ再現している。

  • 外装は「復刻版国鉄6000形コンテナ 黄緑6号色」のデザインを再現(JR東日本提供)

内装は「トレインストレージ」タイプ、「トレインギャラリー」タイプ、「寝台特急」タイプを用意。「トレインストレージ」タイプは、天井・壁・床が合板仕様、建具が片開き扉(1カ所)のシンプルな仕様で、そのまま倉庫として利用できるだけでなく、自分好みにカスタマイズすることも可能。オプションで理想の内装に仕上げることもできる。価格は297万円からとなっている。

「トレインギャラリー」タイプは、自分だけのトレインギャラリーをイメージした内装で、所有しているコレクション・アイテムをスタイリッシュな空間に展示できる。今回は特別に「あずさ」で使用されていた2人掛け座椅子や、車体で使用していた古物類と「鉄道古物宝箱」のセットが付属している。ただし、古物は数に限りがあるとのこと。価格は770万円からとなっている。

  • 「あずさ」2人掛け椅子(JR東日本提供)

  • 「あずさ」の車体で使用していた小物類(JR東日本提供)

「寝台特急」タイプは、寝台特急の個室をイメージさせる快適な空間で、椅子とソファーベット、窓が基本仕様として取り付けられており、内装扉は造作としてのみの制作となる。価格は990万円からとなっている。