ハタラクティブ(レバレジーズ運営)は10月12日、正社員を対象とした「テレワーク満足度に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2021年9月13~15日、調査対象は現在正社員として働いている22~59歳の個人、有効回答は536人。
現在テレワークを行っている人は50.6%
現在テレワークを行っている人は半数超の50.6%。勤め先のテレワーク制度の満足度については、計71.6%が「満足している(どちらかというと含む)」と回答し、「不満である(どちらかというと含む)」は計28.4%となった。
「不満である」と答えた人に、企業に求める制度やサポートを聞くと、「ツール類の導入」(45.5%)と「在宅勤務手当の支給」(39.0%)の2つが多く、以下、「運用ルールの整備」(23.4%)、「自宅のデスク・椅子などの支給」・「書類や印鑑の電子化・ペーパーレス化」(各19.5%)と続いた。
現在テレワークを行っている人のうち、テレワーク疲れを感じることがある人は46.1%。原因については、「肩こりや目の疲れ」(33.0%)や「座りっぱなしで疲れる」(33.0%)という身体的なものが多く、次いで「仕事とプライベートの区別がなく気分転換できない」(27.6%)、「周囲にちょっとした相談や雑談ができない」(26.1%)、「オンライン上でコミュニケーションが取りづらい」(25.3%)と続いた。
テレワークでメリットに感じることを問うと、「通勤のストレスがない」が77.9%に上り、この他、「余暇の時間が増える」(35.4%)、「リラックスしながら働ける」(33.2%)となった。
現在テレワークを行う人のうち、コロナ収束後もテレワークを「希望する」と答えた人は83.0%に達した。「テレワーク疲れを感じてはいるものの、その多くが引き続きテレワークを望んでいることがわかった」(同調査)。