公共料金の支払いには、クレジットカード支払いや口座振替、コンビニ払いなどがあります。ではペイペイでも支払えることはご存知でしょうか。

ペイペイなら公共料金の支払いを、自宅にいながら好きな時間に済ませることができます。この記事では、公共料金の支払いをペイペイで行う方法や、メリット、注意点についてご紹介。公共料金を少しでも楽にお得に支払いたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

  • 公共料金はペイペイで支払える

    公共料金をペイペイで支払う方法を紹介します

公共料金はペイペイで支払える

公共料金をペイペイで支払う際の方法と、ペイペイ支払いに対応した公共料金の種類などについて紹介します。

ペイペイ残高から支払う

公共料金の支払いは、ペイペイ残高からのみとなります。クレジットカードは使えないので注意が必要です。ペイペイ残高に支払金額が残っているか確認し、残っていない場合はチャージをしてから支払いましょう。

支払い方法

公共料金をペイペイで支払うのはとても簡単です。「バーコードが印字された請求書」と「ペイペイのアプリをインストールしたスマートフォン」があればOK。具体的に、以下の流れで支払います。

【紙の請求書の場合】
1.ペイペイアプリを起動

  • 公共料金はペイペイで支払える

    ペイペイHPより

起動した後は、ペイペイアプリのホーム画面にある「スキャン」をタップ。

2.請求書のバーコードを読み取る

  • 公共料金はペイペイで支払える

    ペイペイHPより

カメラアプリが立ち上がるので、バーコードを読み取る。

3.「支払う」をタップ

  • 公共料金はペイペイで支払える

    ペイペイHPより

請求内容が画面に表示されるので、間違いがないかを確認する。

4.支払い完了

  • 公共料金はペイペイで支払える

    ペイペイHPより

ペイペイ残高から請求金額が引かれ、支払いが完了します。

残高が不足していると支払いが完了できないので、事前に請求金額を支払えるだけのペイペイ残高があるかを確認しておきましょう。

ペイペイでは、上記の4つのステップだけで公共料金を支払うことができます。アプリを起動してからスマホを2回タップするだけという手軽さが魅力です。

ペイペイで支払える公共料金とは

ペイペイで支払える公共料金には、以下のようなものがあります(2021年10月時点)。

公共料金の種類 サービス提供事業者
電気 北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力ミライズ、関西電力、中国電力、九州電力、沖縄電力
ガス 北海道ガス、京葉ガス、東京ガス、静岡ガス、東邦ガス、大阪ガス、広島ガス
水道 さいたま市水道局、堺市上下水道局、神戸市水道局、岡山市水道局、広島市水道局、北九州市上下水道局、熊本市上下水道局
※東京都水道局はオンライン請求書にも対応

自治体によっては「国民健康保険料」や「固定資産税」「住民税」「自動車税」なども支払えることがあります。詳細はペイペイのホームページなどから確認しましょう。

手数料はかからない

公共料金をペイペイで支払っても、手数料はかかりません。

  • 公共料金はペイペイで支払える

    毎月の支払いがお得で便利になるのは嬉しいですね

公共料金をペイペイで支払うメリット

ここからは、公共料金をペイペイで支払うときのメリットを紹介します。メリットは3つあります。

1)ペイペイボーナスが貯まる

公共料金をペイペイで支払うと、ペイペイの利用状況に応じた還元率0.5~1.5%のポイント(ペイペイボーナス)が付与されます。このポイントは普段の買い物で1ポイント1円として利用できるため、公共料金をペイペイで支払えば支払うほど、お得になると言えるでしょう。

また、ペイペイでは不定期にポイント還元キャンペーンを実施しています。公共料金の支払いとキャンペーンのタイミングが合えば、ポイントをお得に貯めることができます。

ただし、ボーナス付与には上限があります。アプリの「おトク」アイコンから獲得上限が確認できますので、チェックするとよいでしょう。

2)ペイペイボーナスが使用できる

公共料金をペイペイで支払うのは、ペイペイ残高からとなります。ペイペイ残高には種類があり、銀行口座や現金などからチャージする「マネー」のほか、クレジットカードからもチャージできる「マネーライト」、支払いに使えるポイント「ボーナス」「ボーナスライト」があります。

公共料金の支払いにポイントも使えるというのは、大きな魅力ではないでしょうか。

3)自宅から好きな時間に支払える

ペイペイのアプリをダウンロードすれば、自宅から好きな時間に支払いを済ませることができます。わざわざコンビニへ支払いに行く手間がかかりません。

ただし、自動で支払いが完了するわけではありません。毎月、必ずアプリを起動させて支払いを済ませる必要があります。

  • 公共料金をペイペイで支払うメリット

    公共料金の支払いでペイペイボーナスが貯まり、使うこともできます

公共料金をペイペイで支払う際の注意点

便利でペイペイボーナスも貯まるペイペイですが、いくつかの注意点があります。事前に確認しておきましょう。

領収書・納税証明書が発行されない

公共料金をペイペイで支払った際、領収書や納税証明書は発行されません。領収書やレシートで家計を管理しているという人や、公的に証明する必要があるという人にとっては少し不便に感じるかもしれません。

また、自動車税をペイペイで支払おうと考えている人は注意が必要です。一般的な普通車の車検に納税証明書は必要ありませんが、継続検査でなかったり、軽自動車の車検であったりする場合は納税証明書が必要となります。銀行や自治体の窓口で支払い、発行してもらう必要があります。

コンビニでは支払えない

公共料金をペイペイで支払おうと思っても、コンビニでは支払えません。コンビニは原則、現金払いが基本で、使えるとしても限定されたクレジットカードや電子マネーのみ。ペイペイのようなバーコード決済には対応していないので注意が必要です。

利用できない時間がある

ペイペイでの公共料金支払いは、厳密に言うといつでも利用できるわけではありません。ペイペイは「毎月第3日曜日の0:00-6:00」に定期メンテナンスを行うため、公共料金の支払いもこの時間帯はできません。

自動では支払われない

前述しましたが、公共料金をペイペイで支払う際は、その都度自分でアプリを開き、決済をする必要があります。家にいながらにしてできるのはうれしいですが、うっかり支払い忘れてしまうという心配も。

自治体によって対応がまちまち

ペイペイは全ての公共料金の支払いに対応しているわけではありません。地方自治体によって対応は変わりますので、ペイペイのホームページなどで事前に確認する必要があります。

  • 公共料金をペイペイで支払うデメリット

    注意点もしっかり理解しておきましょう

公共料金をペイペイ以外でお得に支払うには

公共料金の支払いには、ペイペイのほかにも方法があることを知っておきましょう。場合によってはペイペイよりお得なこともあります。

還元率がぺイペイより高い場合も

公共料金の支払いには、ペイペイのほかにもクレジットカード支払いや口座振替などの方法があります。どちらも、ガス代ならガス会社に、電気代なら電気会社に、申込書を送付する手続きが必要です。

申込書送付の手間や、手続きに少し時間がかかるという点はありますが、ペイペイでの支払いよりもお得になる可能性があります。

例えば、クレジットカードにはポイント還元率が1%以上のものもありますし、口座振替では毎月55円程度の割引を受けられるものがあります。ペイペイは利用頻度が高く一定の基準を超えればポイント還元率が1.5%になりますが、そうでなければ還元率は0.5%です。

以下に、7000円の公共料金を支払う際にどのくらい還元されるかをシミュレーションしてみます。

支払額 ペイペイ支払い(還元率0.5%) クレジットカード払い(還元率1%) 口座振替
7,000円 35円 70円 50-55円

ペイペイの利用状況(還元率)によっては、他の支払い方法を検討してみるのもいいでしょう。

  • 公共料金をペイペイで支払う時の注意点

    自分に合う支払い方法を見つけましょう

公共料金の支払いはペイペイを使うのも手

公共料金の支払いをペイペイで行えば、家にいながら好きな時間に済ませられるのが魅力。ペイペイボーナスももらえます。

電気・ガス・水道の料金はほぼペイペイで支払えますが、国民健康保険料や固定資産税、自動車税、住民税などは自治体によってさまざま。ペイペイのホームページなどで確認しましょう。

また、よりお得にポイント還元などを受けるには、ペイペイよりクレジットカード払いや口座振替のほうがおすすめできる場合も。自分のスタイルに合う支払い方法を検討してみましょう。