SNSやブログ、ニュース記事など、インターネットで批判や誹謗中傷のなコメントが集中して投稿される「炎上」。

そんなネット上の「炎上」を、もしもリアルに置き換えたら……? 吉本興業に所属するピン芸人・森本大百科さん(@mdaihyakka)が描いた漫画が話題になっています。

ネット記事の記者がアナログな炎上を体験する話(1/4)(@mdaihyakkaより引用)

  • (@mdaihyakkaより引用)

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ネット記事の記者がアナログな炎上を体験する話(2/4)(@mdaihyakkaより引用)

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「4~5人のアンチがいるだけ」のつぶやきを「批判殺到」として炎上狙いの記事を書くネットニュースの記者ですが、見知らぬ女性から「あそこの女子高生が気持ち悪いと笑ってた」と言われたことをきっかけに、「確かにキモ」「性格悪そ!」と周囲の人に好き勝手言われ、さらに拡散されてしまいます。

ネット記事の記者がアナログな炎上を体験する話(3/4)(@mdaihyakkaより引用)

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ネット記事の記者がアナログな炎上を体験する話(4/4)(@mdaihyakkaより引用)

  • (@mdaihyakkaより引用)

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一旦その場を去ったものの、女性にぶつかって舌打ちしたことで再び知らない人達に追われることに。自宅に逃げたものの、自宅を特定されて事件に関係のないことまで言われ出し、批判は止まりません。しかし時間が経てば忘れ去られ「何かやらかした人」という印象だけ残るあっけなさも……。

炎上を起こしていた側の記者が受けた因果応報なストーリーではありますが、見知らぬ人から誹謗中傷を言われ、拡散され、しつこく粘着される様子に面白さを感じる一方、ゾッとした方も多い様子。

この投稿に対して、「世にも奇妙な物語みたいだ。リアルで炎上ってこんな感じだよなぁ」「全世界SNSユーザー全員必読案件」「なるほどわかりやすい。ネットの誹謗中傷って、場所が違うだけでやってることはこの行動だよね。恐ろしい」と多くのコメントが寄せらえています。

また、「わざわざ言わなくてもいいことを本人の目の前で言ってそれを拡散するの、リアルにするとここまで怖いんだな。ネットも現実って事を忘れちゃダメですね」「あまりのシュールさに思わず笑ってしまったけど、笑いごとではないですね……」と、わが身を振り返るような意見も。

SNSを使っていると、誰しも一度は見たことのある炎上ですが、リアルに置き換えた森本さんに、制作の背景を伺いました。

投稿者・森本大百科さんに聞いてみた

――森本さんは今回の漫画をはじめ、Twitterに漫画やイラストを日々アップされております。テーマやコンセプトはありますか?

芸人なので普段は笑えるイラスト等をアップしております! 今は365日何の日イラストと言うものを毎日上げてます。今回は漫画の賞に応募したものをそのままアップしました!

――「炎上」の漫画について、執筆されたきっかけをお教えください。

過去に、ある有名人の悪口みたいなものを聞いてしまったメディアの関係者が、腹を立てて「コイツこんな酷いこと言ってました」と告げ口のような内容の記事をネットニュースにアップしているのを見たんです。「正義のつもりか知らんけど、お前がこんな記事書かんかったら本人の耳に届く事はないねん。本人も聞きたくないやろ。事を荒立てるな。」と思ったのがずっと引っかかっておりまして、この漫画に込めました。

――ネットの炎上をリアルで置き換えた展開、読んでいてゾッとしました。執筆するなかでこだわったポイントはありますか?

無機質な表情にこだわりました! みんな悪気は無い、何考えてるかわからないと言うネットの匿名の雰囲気を表現できればと思いまして。

――多くの方から反響が寄せられております。

初めての反響で驚いてますが多くの方に漫画を読んでもらえて嬉しいです! また「世にも奇妙な物語で見たい」と言うコメントが何件かあったのですが、まさに「世にも奇妙な物語×少年ジャンプ+ presents 『奇妙』漫画賞」に応募した漫画なので是非賞を取りたいです!


なお、森本さんは、日々漫画をTwitterで投稿されるだけでなく、吉本興業によるニコニコ生放送のお笑い動画チャンネル「よしよし動画」で毎月配信も行っているとのことです。気になった方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。