富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は10月12日、電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」に、新機能を追加する本体ソフトウェアの提供を開始した。
クアデルノは、紙とペンのような書きやすさと読みやすさを実現した電子ペーパー。膨大な資料の取り込み・閲覧、手書きメモやPDFへの書き込み、手書きメモのコピー&ペースト、検索機能などアナログとデジタルの利便性をあわせ持つデバイスだ。
今回のアップデートを適用することで、5種類のペン(ボールペン、万年筆、筆ペン、マーカー、ハイライト)が使えるようになり、「はね」「はらい」などの繊細な表現が可能となった。加えて、万年筆と筆ペンで筆圧を感知できるようになり、文字やイラストの表現に深みや奥行きが出るようになったとする。
従来のハイライトはテキストの上にしか引くことができなかったが、新たに赤・黄・青・緑の4色のマーカーとハイライトが使用できるようになった。また、ボールペン、万年筆、筆ペンの3種に新色の白色が追加されたことで、PDFを簡単に手書きで修正したり、印刷された紙を修正ペンで消すかのように使ったりできるようになった。
あわせて、ペンツールパネルも刷新。種類が増えたペンや色の選択、消しゴムやハイライトへの切り替え、色・太さなどを1タップで切り替えられる。
今回のアップデート対象となる機種は、「QUADERNO A5(Gen. 2)」(型番:FMVDP51)と「QUADERNO A4(Gen. 2)」(FMVDP41)の2機種。
公開された本体ソフトウェアの最新バージョンは「1.1.00.09240FP」で、アップデートは「クアデルノ」本体から行えるほか、WindowsまたはMac用アプリ「QUADERNO PC App」経由でアップデートする方法が用意される。
「QUADERNO PC App」経由でアップデートする場合は、ダウンロードページから「クアデルノ本体ソフトウェア」(ファームウェア)をダウンロードし、アップデートを適用する。