女優の中村ゆりと高橋ひかるが、フジテレビのバラエティ番組『女優監督』(13日24:45~、20日24:25~)で、監督に初挑戦する。
この番組は、普段第一線で活躍する女優たちが、監督として恋愛ドラマを超本気で演出し、完成した作品を皆で鑑賞するというもの。中村と高橋は、最初こそ戸惑いながらも、ストーリー構成、脚本、カット割り、演出まで、すべて自分の撮りたい世界観でクリエートしていく。それぞれに用意された「中村組」「高橋組」は、助監督やカメラから照明まで、“本物の”ドラマ撮影クルー。名前入りのディレクターズチェアもスタンバイしており、2人のテンションは爆上がりする。
それぞれ演出する作品は2つずつ。中村は「中学生同士、初めての淡い恋愛」と「恋に興味のない文学少女が突然恋に落ちる物語」を。高橋は「新米教師と女子生徒の年の差恋愛」と「新人ADがイケメン俳優に憧れる格差恋物語」を作ることを決意する。
しかし、問題は配役。実は番組独自のルールがあり、それは「若手の人気女優1人、そして若手の人気男優が1人、さらに、キャリア45年のベテラン俳優・六平直政(67)を、起用しなければならない」というもの。六平の名前を聞いた2人は「えええ!!!」と驚きを隠せないが、六平をどのように胸キュン恋愛ドラマで料理していくのか。
シアターでは、シソンヌと若槻千夏が完成作品を鑑賞する。中村こだわりの“初恋あるある”演出や、高橋が気合を入れた“頭ぽんぽん”の見せ方に、驚いたり、共感したり、メンバーは大盛り上がり。シソンヌは「2人のこだわりや思いが詰まっていて、普段のお仕事とは違う一面が見られて楽しかったです。でも、六平さんを入れてくるルールなど、がっつりバラエティ番組じゃないか!(笑)」とツッコミも。若槻は「いろいろな恋愛ドラマで演じてきた女優さんだからこそ作れたキュンキュン。リアルで見ているこっちもキュンキュンしました」と絶賛する。しかし、女優監督たちのこだわり演出がエスカレートするシーンもあり、彼らが困惑してしまう場面も。
番組の総合演出は、ドラマ制作セクションからバラエティ制作セクションに異動した宮木正悟ディレクター。両方のジャンルの現場を経験した宮木Dならではの新感覚ドラマバラエティとなっている。
コメントは、以下の通り。
――初めて演出してみた感想は?
中村「監督をやってみて、こんなに“役者さんたちを魅力的に撮ってあげたい”という気持ちになるんだと、すごく新鮮でした。でも実際に見ていただくと、監督って自分の思い通りには伝わらない部分もあるのだと、難しさも感じました(笑)。だから余計に監督への尊敬の気持ちが深まりましたね。何よりうれしかったのは、六平さんの懐の深さや魅力を、番組を通じて皆さんに知っていただけたことです」
高橋「監督ってすごいな!と。新たな視点を持たせていただけて、勉強になりました。こんな経験をさせていただけることは、なかなか、というか絶対にないので。自分の好きなシチュエーションで監督を務めさせていただき、しかもプロの集団と作らせていただくなんて、最高に楽しかったです。だって“自己満劇場”ですからね!」
――「監督」「○○組」と呼ばれるのはいかがでしたか?
中村「荷が重かったです(笑)」
高橋「うれしかったです(笑)。憧れがあったので、恐縮でしたけれど、がんばろう!という気持ちになりました」
――視聴者の皆さんに注目してほしい、それぞれ作品のウリは?
中村「出てくださる役者さんを素敵に撮りたいという思いがあったので、そこはうまくいったかな、と思います!」
高橋「作品作りでチーム感や団結力って大切だと思うので、今回は出演者とスタッフが一致団結して、胸キュンな作品が撮れたと思うので、そこが伝わるといいなと思います」
――別の題材で作品を撮影できるとしたら?
中村「実はもう一本考えていて、この番組では却下されてしまったのですが(笑)、身寄りのない少年と家庭でひどいことをされている奥さんとの、ピュアなストーリーです」
高橋「青春群像劇的なドラマですね。日常のちょっとした笑いあり、恋愛あり、みたいな感じです」
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