女優の上白石萌音が11日、都内で行われた高橋書店「第25回 手帳大賞 発表表彰式」に登壇し、名言大賞のプレゼンターを務めた。

  • 上白石萌音

「手帳大賞」は、手帳をもっと身近に感じてほしい、手帳は毎日の暮らしに役立つ存在であってほしいという想いから生まれた「言葉」と「アイデア」のコンテスト。イベントでは、名言大賞、商品企画大賞の両部門が発表・表彰された。

名言大賞のプレゼンターとして、2022年版「手帳は高橋」のイメージキャラクターに抜てきされた上白石が登壇。ライトブルーのワンピース姿で登場し、「高橋書店さんのブルーをイメージして着て参りました」と笑顔を見せた。

名言大賞の審査員として作家の角田光代氏、コピーライターの牧野圭太氏、歌人の薮内亮輔氏も登壇しており、上白石は「言葉のスペシャリストであるお三方の手前、とても恐れ多いのですが、私も小さい頃から本を読むことや言葉がすごく好きで大切にしてきたので、応募してくださった皆様やご覧いただいている皆様と同じ視点で楽しませていただきたいと思います」と恐縮しながらあいさつした。

また、「手帳大賞」について、「いろいろなところで目にしていたのですが、まさか携われるようになるとは思ってなかったので、とてもうれしく思っています」とコメント。ファイナリスト32作品が紹介されると、笑顔を見せながら“名言”を楽しんだ。

そして、「気を抜くと泣いてしまいそうですね。すごく温かくて優しくて真っすぐで、改めて言葉っていいなってすごく実感しています」としみじみ。「全然難しい言葉を使ってないのにハッとさせられますし、名言って生もうと思って生まれるものじゃないんだなと感じました。日常のふとした瞬間とか、心の動きとか、柔軟な発想で出てきた言葉はすごく、何にも勝るんだなと感じました」と語った。

今年の名言大賞は、37歳・仲程雄平さんの「地面が満開になったね!」に決定。自転車をこいで息子を保育園に送っていた頃、桜並木の道を通りかかったときに後部座席に座る息子が言った言葉だという。

大賞を発表した上白石は「なんだか幸せの見つけ方を教えてくれる言葉だなと思いました。息子さんの感性の豊かさも素敵ですし、周りの大人の方の接し方も素敵なんだろうなと想像しました」と感想を述べた。

さらに、「本当に素敵な言葉ばかりで、こんな素敵な言葉が生まれているというのがすごくうれしいですし、それを素敵だなと思われて応募された皆様の気持ちも素敵だと思いますし、それを称える賞自体も素敵だなと思いました。一生覚えておきたい言葉がたくさんありましたし、私も日常に潜む名言を探していきたいと思いました。すごく心が洗われて豊かになりました」と語った。