音楽グループ・TRFのDJ KOOが、読売テレビのバラエティ番組『八方・陣内・方正の黄金列伝!』(17日16:30~ ※関西ローカル)に出演する。

  • DJ KOO=読売テレビ提供

25歳で「ザ・ジェイディーズ」というDJユニットでCDデビューを果たしたDJ KOO。日本初の“リミックスユニット”とも言われ、当時の最高峰のデジタル機材を使った最先端の音楽は、驚きをもって迎えられたという。仕事も順調だったが、最新機材の買い替え費用はそれ以上にKOOに重くのしかかり、実際は妻がアルバイトで生活をかろうじて支えてくれるような状況だった。

そんなKOOの人生に転機が訪れたのは31歳のとき。希代のヒットメーカー・小室哲哉との出会いだった。既存のJ-POPを見下していたKOOは小室も大したことなかろうと甘く見ていたが、小室の最新機材へのこだわりや音楽への造詣の深さに感銘をうけ、自身のアルバイトを辞めて勝手に小室の付き人を始めるようになる。

付き人を経てtrf(現・TRF)として再デビューを果たしたDJKOO。TRFは小室サウンド時代の波に乗り、ヒット曲を連発する。ただ、当時はDJに対する世間の認識は浅く、「後ろの奴は何もやっていない」と叩かれて落ち込むこともあったという。さらに、プロデューサーの小室本人から、あの頃KOOのことをどう思っていたのか、番組に手紙が届く。KOOはいったいどんな反応を示すのか。

TRFとしての活動も継続しつつ、父の死や娘の受験戦争での夫婦中の悪化なども乗り越え、幸せ度も高値安定のKOOに、小室との出会い以来の2度目の大転機が訪れる。『24時間テレビ』の深夜企画でネプチューン・堀内健と相撲をとる流れとなり、大爆笑をかっさらったKOOは、53歳にしてバラエティタレントとしての才能を開花させることとなったのだった。

周囲からは「仕事を選べ」と苦言を呈されたというが、お笑い芸人のプロ根性に負けぬよう、常に真剣に向き合っているという。そんなKOOがバラエティ出演にあたって心がけているということがあるといい、それを聞いた陣内智則は「若手芸人も見習わなあかん!」と感嘆する。

バラエティで活躍しつつも今もDJとしての腕も磨き続けているというKOO。番組は彼のDJ作業場に潜入。さらに、KOOが尊敬してやまないという芸人・ロバート秋山からのVTR証言や、ずっとそばで支え続けている妻からもコメントが届く。