『仮面ライダーリバイス』10月10日放送の第6話「エビルの正体!衝撃のショータイム!?」で、謎に包まれていた新ライダー「仮面ライダーエビル」の正体が明らかになった。

10月3日放送の第5話のラストで突如、不気味な「仮面ライダーエビル」が出現し、その正体をめぐってSNS上で考察が盛り上がっていたが、本日10日放送回で、ついに謎が明らかにされた。エビルの正体は――主人公・五十嵐一輝(前田拳太郎)の弟・大ニ(日向亘)から生まれた悪魔「カゲロウ」だったのだ。

仮面ライダーエビルのモチーフは、漆黒のコウモリ。黒のボディに不安定なフォルムの目がついたマスクというインパクトあるルックスで、荒々しいアクションとともに強烈な印象を残している。エビルの正体、大ニ/カゲロウを演じている日向亘(ひゅうが・わたる)は、17歳の新進俳優。現役高校生の俳優が仮面ライダーに変身するのは仮面ライダーゴースト以来、6年ぶりとなる。

今回のエビル出現について、日向は「ついに大二も腹を括って恐怖心に打ち克ち変身か!!と思いきや、台本を読んでびっくりしました。まさか僕の悪魔が変身するとは……」と、予想外の展開に驚いたことを告白。

エビルの正体である大二から生まれた悪魔・カゲロウを演じるにあたっては「ビジュアル、性格、戦闘スタイル全てにおいて別物であるので、お芝居やアクションも大二にはないものをしなければいけなく、大変ではあるもののすごくやりがいのあるキャラクターを任せていただけたなと光栄に思いました」と難しさ以上に大きな魅力を感じていると話し、「メイクもカラコンやアイライン、ノーズシャドウ、リップなど初めてすることだらけで今までの大二のメイクの3倍ほど時間がかかります」と意外な"変身秘話"も明かした。

次週、第7話「窃盗!?スケボー!?俺はカゲロウ!」では、チーター・デッドマン率いる謎の窃盗団が出現。彼らを追う一輝たちの前にまたしてもエビルが現れ、さらなる混乱を引き起こす。

気になる今後の展開について、日向は「カゲロウという存在が現れたことによってさらに物語が厚みを増し、加速していくことになりますので、楽しみにしていただけたらうれしいです!」と予告。

彼の言葉どおり、カゲロウ、エビルの登場でますます物語に大きなうねりが加わっていく、『仮面ライダーリバイス』。なぜ大二の中の悪魔・カゲロウが目覚めたのか!? カゲロウは何を企んでいるのか!? エビルの正体を知ったとき、五十嵐ファミリーはどうなってしまうのか!?

日向亘(五十嵐大二役)コメント

――大二/カゲロウが仮面ライダーに変身するという展開を知ったとき、どう思いましたか?

ついに大二も腹を括って恐怖心に打ち克ち変身か!!と思いきや、脚本を読んでびっくりしました。まさか僕の悪魔が変身するとは……。

二つの人格を演じるという話は最初に聞いていたので覚悟していたのですが、まさかここまで唐突に登場するのかとびっくりしました。

――特徴的なメイクが印象的な悪魔・カゲロウですが、大二との演じ分けなど、演じていて苦労する点は?

メイクもカラコンやアイライン、ノーズシャドウ、リップなど初めてすることだらけで今までの大二のメイクの3倍ほど時間がかかります。

第5話も、実は台本では“K大二=大二のふりをしたカゲロウ”と書かれていて、視聴者の方にも「大二、ちょっといつもと違う」と違和感を抱かれる程度のお芝居をしなければいけなかったので、そういったバランスが難しかったです。

また、大二は“闇堕ち”しそうなキャラと言われていたのですが、大二が闇堕ちしたのではなく、“大二に棲む悪魔”が大二の体を使って悪事を働いているため別人格となり、大二とカゲロウの違いを視聴者の方にも感じていただけるように演じ分けていきたいと思います!

――仮面ライダーエビルはすべてにおいて今までにない前代未聞の仮面ライダーだと思いますが、日向さん自身がエビルの設定やビジュアルから感じたことは?

ビジュアル、性格、戦闘スタイル全てにおいて別物であるので、お芝居やアクションも大二には無いものをしなければいけなく、大変ではあるもののすごくやりがいのあるキャラクターを任せていただけたなと光栄に思いました。

――兄・一輝役の前田拳太郎さんと、カゲロウやエビルについて話し合ったことはありますか? 撮影現場でのエピソードがあれば教えてください。

今はまだ詳しく話せませんが、これから一輝とカゲロウが対峙していくシーンは前田拳太郎さんとどのようにしていくかを話し合いました。

カゲロウのメイクと衣装が好きみたいでいつもすごく羨ましそうに見ています(笑)。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

エビルの正体がカゲロウだと知った時に家族やフェニックス、周りの人々がどのような反応をし、どのような物語に進んでいくのか、カゲロウという存在が現れたことによってさらに物語が厚みを増し、加速していくことになりますので、楽しみにしていただけたらうれしいです!

第7話『窃盗!?スケボー!?俺はカゲロウ!』あらすじ

チーター・デッドマンと暗躍する窃盗団が出現。フェニックスは一輝(前田拳太郎)に出動を要請するが、大二を装うカゲロウ(日向亘)の態度は冷ややかだ。そんな大二の様子に門田(小松準弥)は不審を抱く。

一方、カゲロウに乗っ取られている大二(日向亘=二役)は状況がわからず混乱するばかり。そんな大二の前に鏡越しに現れたカゲロウは、お前が望んだ一輝のいない世界を実現すると言い放つ。大二はカゲロウを止めよう鏡を割るが、その瞬間カゲロウと入れ替わってしまう。

大二が不審な行動をとるのも自分のせいなのか。若林(田邊和也)と狩崎(濱尾ノリタカ)に責められ、責任を感じた門田は、自分が大二を止めると宣言する。そんな門田の言葉を待っていたかのように、狩崎は喜々としてあるモノを取り出して……。

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