初期セットアップを行う
あとは自動的に作業が進んでいくことになる。表示される選択肢を状況に合わせて選択していき、初期セットアップを済ませる。
DELL XPS 9305は指紋認証機能が搭載されているため、この段階で指紋認証の登録が求められる。
出荷時状態のWindows 10に復帰
Windows 10搭載PCを工場出荷時の状態へ戻せば、当然オペレーティングシステムはWindows 10となる。もしWindows 11へアップグレードした後であっても、工場出荷時の状態へ戻すとWindows 10に戻ることになる。このためか、少なくともDELL XPS 9305の場合には工場出荷時の状態へ戻す選択肢の中に「Windows 11にアップグレードする」というオプションが用意されている。
特に問題がなければここで「Windows 11へアップグレードする」を選択すれば、工場出荷時の状態へ戻った後に今度はWindows 11へのアップグレードが行われることになる。
あとはしばらく待っていれば、工場出荷時の状態が復帰してくる。
工場出荷時の状態に戻したら、まずはWindows Updateを実施して累積更新プログラムやドライバのアップデートなどを実施する。作業用のセットアップはそのあとからだ。
Windows 11ヘのアップグレード
DELL XPS 9305の場合、工場出荷時の状態へ戻す途中に「Windows 11にアップグレードする」を選択すると、次のように起動後しばらくしてWindows 11へのアップグレード作業を知らせる通知が表示される。
さらにしばらく待っていると、Windows 11をインストールするために再起動を促す通知が表示される。
アップグレードが完了すると次のようにWindows 11でシステムが起動する。
いささか面倒な作業ではあるが、工場出荷時の状態へ戻す作業とWindows 11へアップグレードする作業はスムーズに進めば数時間で完了する。慣れてくれば環境をクリアする方法としてはそれほど悪くない方法だ。アドバンスドユーザ向けの方法ではあるが、どうしても解決できない問題が発生したとか、環境を工場出荷時に戻したいという場合には一度検討してもよい選択肢ではないかと思う。