口の中でトロけてしまうほどになめらかなプリン。飲むプリンまで登場するほど、そのとろける食感を愛してやまない人も多いと思いますが、その一方でレトロな喫茶店などで味わうことのできる「固めのプリン」も人気を集めています。

昔ながらの固めのプリンが好きだという、Webサイト「へんてこグルメガイド」を運営する「へんグル 矢崎」さん(@asobikikaku)は、どこにいても固めプリンにありつけるようにと、「固めプリンマップ」を作成。Twitterに投稿したところ、多くの反響を呼んでいます。

投稿に添えられた「固めプリン」の写真、どのプリンもとっても美味しそうですね。この投稿に多くの固めプリン派が反応。「最高!!!」「私もプリンは固め派」「これ素晴らしすぎる」「有り難やありがたや」「固めプリン大好き」「神様だ〜〜〜〜!!」と称賛の声が続々と。

「固めプリンマップ」は、東京都内のカフェを中心にマッピングされているそう。都内だけでなく、横浜や川崎、大宮、船橋のお店も紹介されています。

また、唯一無二のプリンマップを「宝の地図」と呼ぶ人も現れ、「早速近所の店から攻める」「順にめぐる!!!」「片っ端から制覇したい」と、プリンマップのコンプリートを目指そうとする人も目立ちました。

さて、作り始めて早3年という固めプリンマップですが、作ろうと思ったきっかけについてなど、ツイ主のへんグル 矢崎さんにお話を聞いてみました。

ツイ主さんに聞いてみた

―― 固めプリンマップを作られたきっかけと、固めプリンの魅力とは?

へんグル 矢崎さん:作り始めたのは2018年の10月くらい。元々、ちょっと変わった飲食店や世の中でまだ流行っていない料理をTwitterで紹介する趣味があって、その中で目に留まったのが固めプリンでした。

今では固めプリンのお店は増えましたが、当時はムースのような柔らかいプリンの方が主流でカフェや喫茶店でも提供しているお店は少なかった思い出があります。そのレトロでノスタルジックな見た目や味、メジャーで人気であるはずなのに提供する店舗が少なく徐々に忘れ去られようとしているところに心惹かれました。マップにした理由は一番回りやすく検索しやすいと思ったためです。

―― マップを作られる中で、面白いと感じたポイントや傾向はありますか?

へんグル 矢崎さん:作り始めた当初はカスタードプリンが主流でしたが。プリンの人気が高まるにつれ、チーズプリンやクリームが乗ったものなどの亜種が登場し、ジャンルが細分化し始めたことです。


本当に色んなプリンがありますよね。いつもとは違うプリンを食べてみたい! 自分でも作ってみたい! そんな方へ、へんグル矢崎さんおススメの本があります。

それが、こちらの「魅惑のプリン」です。

ちなみにみんなが話題にしてくれるから、プリンマップを共同で制作してくれている も。けんさんが本を出せました! プリンのレシピを中心にいろいろ紹介してくれてます〜。おそらく日本一のプリンマニアの本なので覗いてみてくださいー!
(@asobikikakuより引用)

  • 書籍「魅惑のプリン」

    書籍「魅惑のプリン」

へんグル 矢崎さんによると、同書は、プリンのレシピをメインとした一冊で、みんなが大好きな固め食感の「基本のプリン」から始まり、とろとろ、もちもちの食感を楽しむプリン、ブラジルやベトナムなど異国情緒たっぷりのプリン、卵・牛乳不使用のヴィーガンプリンなど、老若男女を虜にする魅惑のレシピが36種類収録されているそうです。

なお、固めプリンマップはこちらのGoogleMapのページから見ることができます。へんグル 矢崎さんオススメのプリンや、も。けんさんのオススメ10選など、カテゴリー別にプリンを探すことができるので、プリンが大好きな人はもちろんのこと、これまで固めプリンを知らなかった人も、ぜひこの機会に、プリンの世界を楽しんでみはいかがでしょうか?