ビズヒッツは10月6日、「独学で取得した資格に関する意識調査」の結果をランキング形式で発表した。調査は9月7日~18日、独学で資格を取得したことがある働く男女500名(女性321名/男性179名)を対象にインターネットで行われた。
独学で取得した資格ランキング、第1位は「簿記」(78人)だった。日商簿記は「3級・2級であれば、独学でも合格できる可能性が高い」と言われており、また、多くの企業で必要とされ、就職や転職にあたり取得を目指す人も多い。
続く2位は「FP(ファイナンシャル・プランニング技能検定、ファイナンシャルプランナー)」(41人)と、TOEICや英検などの「語学系資格」(41人)が同率でランクイン。以下、4位「秘書検定」(34人)、5位「宅地建物取引士」(30人)、6位「危険物取扱者」(26人)、7位「ITパスポート」「日本漢字能力検定」(17人)、9位「MOS」(15人)、10「保育士」(14人)と続き、11位以下には「登録販売者」「介護福祉士」「メンタルヘルス・マネジメント検定」などがランクインした。
続いて、独学で資格を取得するにあたり、どのような教材や方法で勉強したかを聞いたところ、「市販のテキスト」が断トツの1位に。8割以上の人が書店などでテキストを購入して勉強したようで、「一冊を何度もやった」「出版社によって傾向・対策に違いがあるため、複数買ったほうがより幅広く受験内容をカバーできる」「市販のテキストで勉強したあと、過去問や問題集に取り組んだ」といった声が寄せられた。
続く2位は「市販の問題集」。「仕事の隙間時間に常にテキストを読み、帰宅後はひたすら問題を解いた」「最初はテキストを読んで問題を解く。ある程度理解できたら問題集中心の勉強にする」などの工夫が。3位には「過去問」がランクインし、市販のテキストや問題集を終えた後に、あるいは組み合わせて「テキストを読み終えた後は、ネット上にアップロードされている過去問で勉強」という人が多かった。
以下、4位「アプリ」、5位「動画サイト」、6位「専門・学習サイト」、7位「公式テキスト」と続いた。
最後に、資格スクールや通信教育を利用せずに独学で勉強した理由を聞いたところ、1位「安くすむ」と2位の「独学で合格可能だから」に票が集中。「スクールや通信講座の受講費が高い」「当時は学生だったので、お金がなかった」といった経済的な理由や、「独学でも合格できると聞いた」「もともとある程度の知識があった」ことから独学で勉強した人が多かった。
以下、3位「時間がない」、4位「自分のペースで勉強したい」、5位「通えるスクールがない」と続いた。