ダイハツ工業はこのほど、軽乗用車「タント」、軽福祉車両「タント ウェルカムターンシート」(回転シート車)、「タント ウェルカムシートリフト」(昇降シート車)、「タント スローパー」(車いす移動車)を一部改良し、発売した。

  • 軽乗用車「タント」などを一部改良 。写真は「タント カスタムRS“スタイルセレクション” 2WD」(ターコイズブルーマイカメタリック)

2003年に発売となった「タント」は、軽自動車初となるピラーインドア「ミラクルオープンドア」を採用するなど、その室内空間の広さと使い勝手のよさで高い評価を得ている。

2019年7月発売の現行モデルは、ダイハツが新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」に基づいて開発したクルマの第一弾で、機能と性能が大幅に進化している。「タント(フレンドシップシリーズ)」は、福祉車両車名別国内販売台数でNo.1となるなど、ユーザーに好評を得ているという。

  • 「タント カスタムRS“スタイルセレクション” 2WD」(ターコイズブルーマイカメタリック)

今回の一部改良では、「Xターボ」「カスタムRS」「カスタムRS“スタイルセレクション"」に電動パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能、コーナリングトレースアシストを標準装備。先進安全機能が進化した。同社初となるコーナリングトレースアシストは走行中、カーブの差し掛かりでドライバーのブレーキを補助し、遠心力に負けず安定した姿勢を保つことにより安全性を向上させる機能だ。

  • 「Xターボ」「カスタムRS」「カスタムRS“スタイルセレクション"」に電動パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能、コーナリングトレースアシストを標準装備

「X」「カスタムX」「カスタムX“スタイルセレクション"」には、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)や電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能、コーナリングトレースアシストなどを含む「スマートクルーズパック」をメーカーオプションで設定。装備を充実させた。

また、ボディカラーを一部変更し、プラムブラウンクリスタルマイカやターコイズブルーマイカメタリックを追加して選択の幅を広げた。フレンドシップシリーズの対象グレードも機能、ボディカラーともに同様の改良とし、幅広いユーザーが選べる仕様とした。

メーカー希望小売価格は「タント」が124.3万円〜202.4万円、「タント ウェルカムターンシート」(回転シート車)が145万円〜201万円(消費税非課税)、「タント ウェルカムシートリフト」(昇降シート車)が160.5万円〜216.5万円(消費税非課税)、「タント スローパー」(車いす移動車)が143.5万円〜201.5万円(消費税非課税)だ。