iPhoneで波の音をBGMにできるってホント? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

iPhoneで波の音をBGMに...とは「バックグラウンドサウンド」のことでしょうか。iOS 15にアクセシビリティ機能として追加されたある種の効果音/ノイズを出力し続ける機能のことで、集中したり落ち着いたりしたいときに利用します。

バックグラウンドサウンドは、『設定』→「オーディオ/ビジュアル」→「バックグラウンドサウンド」の順に画面を開き、「バックグラウンドサウンド」スイッチをオンにすると有効になります。用意された効果音は、3種類のノイズ(バランスの取れたノイズ、ブライトノイズ、ダークノイズ)と、寄せては返す波の音が延々再生される「オーシャン」、雨音の合間に小鳥のさえずりが聞こえる「雨」、小川のせせらぎを思わせる「ストリーム」の計6種です。

音の出力先はiPhone内蔵スピーカーのほか、Bluetoothイヤホン/スピーカーも選択できます。ただし、AirPlayデバイスは対象外で、効果音/ノイズはiPhone内蔵スピーカーから出力されます。

音はすべてのアプリに重ねて(マスキング)出力できるため、Apple Musicなどの音楽再生アプリはもちろん、ゲームや動画再生アプリとともに利用することも可能です。これをうまく応用し、たとえばウクレレだけを収録した曲と「オーシャン」を重ねて再生すれば、ビーチサイドで音楽を聴いているような気分になれます。

ボリュームは音楽などに適用される主音量から独立して設定できるので、バックグラウンドサウンドを目立たせることも目立たせないことも自由に選べます。ボリュームは100段階で調整できるうえ、メディアの再生中に使用するかどうかも選択できます。

なお、初期値ではロック状態でもバックグラウンドサウンドが有効になるため、ロックと同時に止めたい場合は設定画面にある「ロック中にサウンドを停止」スイッチをオンにしましょう。