KDDIは10月5日、顧客に関わるデータ(パーソナルデータ)の取り扱いについて、よりわかりやすく伝えることを目的とし、プライバシーポリシーの改定を行った。新しいポリシーは2021年11月17日から適用を開始する。
今回の改定にあわせ、パーソナルデータの取り扱いについて体系的にまとめた「プライバシーポータル」に解説コンテンツを追加していくという。
KDDIはこれまでにも、2019年12月に「データ利用における基本指針」を公開し、2020年1月からプライバシーポータルを提供するなどしてきた。今回のプライバシーポリシー改定は、プライバシー保護への関心が高まる中、これまでの取り組みを発展させたプライバシー保護の実践と安心/安全なデータ活用のためのものとなる。
今回のプライバシーポリシー改定は、以下のような内容を含むものとなる。
まず、これまで事業分野別に複数存在していたポリシーを統合することで、よりシンプルな構成とする。各事業の専門用語を用いていた利用目的の記述についても、一般用語によるわかりやすい記述に見直していく。また、パーソナルデータの利用に関する同意の取得画面の内容と提示タイミングの変更を行い、これまでは複数のサービスで共通の同意取得画面を表示していたところを、今後はau IDの作成・ログイン時のみに表示することとした。
プライバシーポータルはリニューアルされ、イラストなどを用いた解説コンテンツによってKDDIのパーソナルデータの取り扱いへの理解を深められるものとなる。
この改定は、さまざまな領域の有識者で構成されるアドバイザリーボードによって検討されたもの。アドバイザリーボードでの議論の内容についても、プライバシーポータル内に掲載していくという。