バレーボールV1女子の久光スプリングスは9月30日、佐賀県鳥栖市にて新たな活動拠点となる「久光スプリングス練習拠点アリーナ(仮称)」の起工式を行った。
同施設の建物は鉄筋コンクリート造り(一部鉄骨造)地上3階建て、延べ床面積約8,600平方メートル。バレーボールコート 3 面のメインアリーナに、バレーボールコート2面、バスケットボールコート1面のサブアリーナ、クラブハウス、トレーニングルーム、多目的室などを備える。
起工式には、久光製薬 代表取締役社長 中冨一榮氏、鳥栖市市長 橋本康志氏、SAGA久光スプリングス代表取締役 萱嶋章氏、工事関係者ら約40人が参加した。
久光製薬の中冨氏は「関西に拠点を置いていたが、ようやく地元に練習拠点ができることを喜ばしく思っている。皆さまの協力を得て世界一のクラブハウス、世界一のクラブチームを鳥栖から、佐賀から発信していきたい」と語った。
SAGA久光スプリングスの萱嶋氏は、「SAGA久光スプリングスのSDGsの取り組みである「豊かで活力のある街づくり」「人々が平等に生活できる社会」「よりすこやかな地球のために」の実現に向け、子どもたちや女性がイキイキと輝く地域スポーツの活動拠点として、環境にも配慮したアリーナを目指し、現在ZEB Ready(ゼブ レディ)を申請中です。この鳥栖の地で、みなさまと一緒に、"無限の可能性"を、共に生み出していきたい」と抱負を述べた。
施設は2023年春に開業予定で、その基本コンセプトは「『世界へはばたく』~SAGAから世界へ~」となる。
世界レベルの女性プロスポーツチームの拠点となるだけでなく、佐賀の地域スポーツ活動育成の拠点として、そして子どもたちや女性がイキイキと輝ける場となること、地球にやさしいゼロエネルギービルになることも目指すという。