JVCケンウッドは10月5日、ケンウッドブランドから、車の前方・後方の同時撮影に対応するルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EM3700」を発表した。10月下旬に発売し、価格はオープン、推定市場価格は50,400円前後。
コンパクトカーや軽自動車向けに、画面サイズを10型としたルームミラー型ドライブレコーダー。広い視野角を持つタッチパネル式IPS液晶を採用し、タッチ操作やスライド操作による表示範囲の調整、画面切り替えがやりやすい。ハンドルから手を放さずに録画を開始できる音声コマンド機能も備える。
前後にカメラを備える2カメラ仕様で、フロント・リアともに撮像素子は1/2.8型。高感度CMOSセンサー「STARVIS」(ソニー製)によって、夜間やトンネル内といった暗い場面でも明るい映像を記録する。記録解像度は1,920×1,080ピクセル/28fpsで、明暗差が激しい環境で起きやすい白とびや黒つぶれを抑えるWDR機能を持つ。画角は、フロントが水平約143度・垂直約76度・対角約170度。リアが水平約107度・垂直約55度・対角約132度。フロントカメラは横にスライドするため、純正の大型ミラーに取り付ける時にもジャマにならない。
録画モードは、エンジンのオンオフと連動する常時録画、Gセンサーが衝撃や急激な速度変化などを検知すると自動的に録画を始めるイベント記録、音声コマンドおよび手動録画、別売りの車載電源ケーブル「CA-DR550」を使う駐車監視録画など。
記録メディアにはmicroSDメモリーカードを使用し、製品には32GBのメディアが付属。データ記録の断片化を抑えてエラーを未然に防ぐ「SDカードメンテナンスフリー機能」も搭載する。本体サイズは、メインユニット(フロントカメラ)がW260.6×46.1×H73.6mm、重さは428g(microSDメモリーカード含む)。リアカメラがW47.8×26×38mm、重さは41g。