クウォンツは「副業でのインターネット物販」の実態調査結果を10月5日に発表。調査は9月13日~9月14日の期間、インターネット物販を副業としている1,019人を対象にインターネットにて実施された。
「副業としてインターネット物販を選んだ理由は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、「特別なスキルがなくてもできそうだと思ったため(53.7%) 」 と回答した人が最も多く、次いで「スキマ時間を有効に使って稼げるため(46.4%)」「開業資金が少なくて済むため(36.0%)」と続いた。
インターネット物販を始めるにあたって、ノウハウなどの情報は出品先のプラットフォームに丁寧に記載してあるので特別な知識やスキルは必要なく、自作の品やいらなくなった物を販売するなら資金もさほどかからないという。
さらに、運用にも時間をかける必要がないのも選んだ理由とされているよう。では実際にどのくらいの利益が出ているのか調査。
「現在、インターネット物販による利益はどれくらい出ていますか?」と質問したところ、「月5万円以上10万円未満(82.4%)」との回答が最多。次いで「月10万円以上20万円未満(12.5%)」「月20万円以上50万円未満(3.7%)」「月50万円以上(1.4%)」と続いた。
8割以上の人が大金を稼ぐというよりは、本業の収入にプラスとなるような月5万円以上10万円未満の利益を得ているよう。
そこで、「インターネット物販を始める際に悩んだ点、苦労した点は何ですか?(複数回答可)」と尋ねたところ「物販に関する知識の習得(47.7%)」との回答が最も多く、次いで「商品のリサーチ(38.6%)」「販売用のプラットフォームの準備(30.1%)」「在庫の確保(29.1%)」「顧客管理・コミュニケーション(14.4%)」となった。
次に「インターネット物販以外の副業を経験したことがありますか?」と聞くと、6割以上の人が「ある(現在もしている)(45.9%)」「ある(現在はしていない)(20.8%)」と回答。
副業もいろいろな種類があるが、どのような副業をしたことがあるのかを次に調査した。
前の質問で「ある」と回答した人を対象に「経験したことのある副業を教えてください(複数回答可)」と質問すると、「投資(39.4%)」と回答した人が最多。次いで「アンケートモニター(34.7%)」「データ入力(27.4%)」と続いた。
「経験したことのある副業を比較した場合、最も簡単に収益を上げやすいのはインターネット物販だと思いますか?」との質問には、7割近くの人が「はい(67.2%)」と回答した。
インターネット物販のプラットフォームによっては商品管理や顧客やり取りなどを代行してくれる所もあるので、限られた時間の中で収益を出すには向いている副業なのかもしれないと考察。
そこで、「インターネット物販は"稼げる副業"としておすすめですか?」と尋ねると6割以上が「はい(63.7%)」と回答。
インターネット物販は具体的にどのようなことがオススメなのか尋ねると、「最近はアプリもたくさんあって、一般の人でも簡単に出品できる環境が整っていると感じられるから(20代/女性/会社員)」、「稼げるまで時間がかかるが顧客を獲得出来るようになると利益が大きい(30代/男性/会社員)」、「開業資金が少なくて済むし、商品リサーチもネット上で出来るため」(50代/女性/会社員)との意見があがった。