Dynabookは10月5日、同社初のWindows 11搭載ノートPCとして、13.3型のコンバーチブル型ノートPC「dynabook V4」新モデルを発表した。11月上旬から順次販売開始する。価格はオープンで、店頭予想価格は190,000円台後半の見込み。

  • dynabook V4

「dynabook V4」は、360度回転するヒンジを備えた、13.3型のコンバーチブル型PCシリーズ。Windows 11の正式リリースに合わせ、新たにWindows 11 Homeと最新のOfficeソフト「Office Home&Business 2021」を搭載し、CPUにIntel Core i3-1115G4を採用したモデルをラインナップした。

「dynabook V」シリーズにはこれまでにもIntel Core i7-1165G7を搭載した「dynabook V8」や、Intel Core i5-1135G7を搭載した「dynabook V6」がラインナップされていたが、その下に位置するモデルとして「dynabook V4」が追加された形となる。

新機能として、「FN+A」キーの同時押しでマイクのオン・オフ操作ができる「ワンタッチマイクミュート」を搭載。オンライン会議時などでソフトウェア側の操作を行わずとも、手元で手軽にマイク操作できる機能を備えた。

本体は360度回転ヒンジにより、ノートPC形状のほか、液晶をキーボード重ねたタブレット形状や、180度寝かせたフラット形状など複数のスタイルで使え、対面での商談やペンを使った書き込みなどに便利とする。ペンは4,096段階の筆圧検知に対応したワコム製のアクティブ静電ペンが付属。独自の手書きノートアプリ「TruNote」もプリインストールされている。

  • キーボードはテンキーレス。赤色バックライトを内蔵し、「FN+Z」のショートカットでオンオフ操作できる

  • ペン操作に対応。4,096段階の筆圧検知に対応したワコム製のアクティブ静電ペンが付属する

  • 180度開くことができ、対面での商談などで画面共有しやすい

プロセッサは第11世代Intel Core i3-1115G4を搭載。第11世代Intel Coreの搭載に際し、新開発の小型ダブルファン、ダブルヒートパイプを採用し、冷却効率を向上させた。CPUパフォーマンスをTDP 28Wで駆動できる独自のエンパワーテクノロジーにも対応する。TDPは利用スタイルで変わり、通常は最大の28W TDPで動くが、タブレット/モニタースタイル(ヒンジを上にして画面を立てた形状)では15W TDPでの動作となる。

  • ヒンジは赤のワンポイントが取り入れられている

  • 本体右側面

  • 本体左側面

バッテリー駆動時間は約24時間と長時間で、本体の重さは1kg以下の約979gと、「dynabook V」シリーズの他機種と揃えられている。MIL規格準拠の耐久テスト(9項目)をクリアする頑丈設計も特徴だ。harman/kardonステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmosもサポートする。

dynabook V4の主な仕様
型番 dynabook V4/U
OS Windows 11 Home
CPU Intel Core i3-1115G4
メモリ 8GB
ストレージ 256GB SSD
グラフィックス Intel UHD Graphics
光学ドライブ
ディスプレイ 13.3型ワイドIGZO液晶(1,920×1,080ドット)
通信 Wi-Fi 6(IEEE802.11a / b / g / n / ac / ax)準拠の無線LAN、Bluetooth 5.2
生体認証 顔認証
インタフェース USB 3.1 Type-A(Gen1)×1、Thunderbolt 4(USB4 Type-C)コネクタ(電源コネクタ)×2、HDMI出力×1、マイク/ヘッドホン出力×1、microSDカードスロットなど
サイズ 約303.9×197.4×17.9mm
重さ 約979g
バッテリー駆動時間(JEITA 2.0) 約24.0時間
Office Office Home & Business 2021