女優の浜辺美波、俳優の北村匠海らが4日、都内で行われた「TikTok TOHO Film Festival 2021グランプリ作品発表会」に出席した。

  • 左から井上音生、浜辺美波、北村匠海、吉川啓太監督

ショートムービープラットフォーム「TikTok」と東宝は、新たなクリエイターを発掘し、映像・映画を共創することで映画業界を盛り上げる事を目的とした新しい映画祭「TikTok TOHO Film Festival 2021」を開催。7月に行われた授賞式で初代グランプリを受賞した吉川啓太さんが新たに手掛けた初監督作品『夏、ふたり』が完成し、この日の発表会で上映された。

発表会には、吉川監督、主演の浜辺美波、共演の井上音生、同映画祭の公式アンバサダーであり、本作でスチールカメラマンを務めた北村匠海が出席した。

浜辺は、TikTokで公開される本作について「映画はお客さんに見てもらって完成するものだと思っています。TikTokで手軽に届くことができるというのは作品を作る側としてもありがたいことだなと思っています。輝く夏のまぶしさをいつでも思い出せるような作品になっていると思います」とアピール。

スチールカメラマンとして現場で浜辺や井上らの姿を撮影した北村は「演者じゃない立ち位置で現場に入れて、新鮮で楽しかったです。演者として馴染んでいる現場にスタッフでいるというのはワクワクしました」と感想を語った。

浜辺が「撮影に入る前は、匠海くんが来ると聞いて、緊張する、恥ずかしいなって。ちょっと嫌だったんですけど、実際に現場に来ると、現場の空気感を身にまとってどこに匠海くんがいるかわからないくらい空気みたいになっていて、さすがだなって。なじませる能力があって」と感嘆すると、北村は「忍者の末裔なので」とふざけ、浜辺が「ウソですよ! 忍者の末裔ではないです」としっかり訂正。北村は「演者が気持ちがわかるからこその現場での立ち振る舞いは……監督と(キャストの)2人が中心にいるべきだし、そこは邪魔したくないというのがあったので、真っ黒な服装をして、忍びのように忍んでいました」と語った。