マックスは、顧客の選んだお酒を海底に沈め、熟成させるサービス「お酒の海底熟成サービス 美しき海のワイナリー」をスタートする。
海底熟成酒とは、ワインや日本酒などを一定期間海底に沈め熟成させたものの総称をいう。海底の波の揺らぎによって、陸上よりも早く熟成が進むと考えられている。
その昔、海底に沈んだ沈没船から古いワインが引き上げられ、開封してみるとおいしく熟成が進んでいたという逸話も。海底熟成された酒は渋みや刺激が和らぎ、またフジツボ等が付着した瓶の様子はロマンを感じさせることから愛好家からも好評を得ているそう。
「美しき海のワイナリー」は、大切なお酒を預かり防水加工を施したうえで、風光明媚な国立公園そばの海底にある貯蔵庫で約半年間熟成させるサービスだ。水深約15m、平均水温18℃はお酒の貯蔵に適した環境とも言われ、お酒は波の揺らぎに抱かれて優しい眠りにつく。
また、熟成プランのオプションとして、ボートに乗船して実際に水中に沈める様子を見学できるコースやスキューバ器材を使用して、水中の熟成庫へインストラクターと一緒に行き、自らの手で沈めたり、熟成後のお酒を引き上げたりなどできるプランも用意している。
好きなお酒に防水加工を施し、水深15mの海底貯蔵庫で半年間熟成させるサービス「持ち込み海底熟成 1本」は6,600円。ボートに乗船し、ダイバーがお酒を沈める様子を船上から見学できるオプションプランは「ボート海底熟成体験 1名」13,200円、スキューバダイビングで自分のお酒を自分で沈めるオプションプラン「海底熟成ダイビング 1名」は13,200円だ。なお、ダイビングのプランは器材レンタル代が別途かかり、ライセンスも必要となる。
美しい海に思いをはせながら、母なる海の恵みによって変化した味わいや瓶の風合いを楽しんでみてはいかがだろうか。