親しい友人から結婚報告を受けたものの、どんなプレゼントを用意しようか迷う人は多いのではないでしょうか。
この記事では、結婚祝いのプレゼント選びのポイントと、おしゃれで人気の5選をご紹介。新生活をスタートさせる2人ぴったりのプレゼントを見つけてください。
また、プレゼントを受け取ったときのお返しの目安にも触れますので、ぜひ参考にしてください。
結婚祝いのプレゼントについて
友達に渡す結婚祝いのプレゼント金額の相場は、結婚式に参列するかどうか、また相手とどのくらい親密であるかなどによって変わります。
もちろん、ここで紹介するのはあくまでも相場ですので、この金額以上のものを選んではだめ、なんてことはありません。相手の好みなどを考えて、喜んでもらえるプレゼントを選びましょう。
相場は5000円~10000円程度
結婚するのが友達や職場の同僚などの場合、プレゼントの相場は5000円~10000円程度だとされています。
結婚式を親族だけで行うなどの理由で招待されていなかったり、式そのものを挙げなかったりする場合は、もう少し高価なものを渡しても問題ありません。ただし、あまりにも高価なものは、お返しをする相手にとって負担になってしまいます。
5000円程度でもおしゃれなプレゼントは十分に用意できます。詳しくは後ほど紹介しますので、参考にしてください。
プレゼントに添えるメッセージのマナー
結婚祝いのプレゼントには、お祝いのメッセージを添えると喜ばれます。メッセージを添える際は次のポイントに注意しましょう。
- 相手の好みに合うデザインのカードにする
- 句読点は縁起が悪いと捉える人がいるため、できる限り使わない
- 切れる、消えるなどの忌み言葉や、ますます、たびたびなどの重ね言葉は避ける
- 薄い色は弔事を連想させるので、黒など濃い色のペンで書く
プレゼントを贈るタイミングは?
結婚祝いのプレゼントを贈るタイミングは、結婚式に出席するかどうかなどで変わってきます。
望ましいとされるタイミング)
- 結婚式に出席する場合: 式の1カ月~1週間前
- 結婚式に出席しない場合: 式後1カ月以内
- そもそも結婚式をしない場合: 結婚報告を受けてから1カ月以内
お返しの相場は?
自分が結婚してプレゼントを受け取った場合、お返しはどのようにすればよいのでしょうか。
お返しの相場は、「いただいたものの2分の1から3分の1程度」が一般的とされています。相手が友達や同僚なら2分の1、上司など目上の人の場合は高価なものをいただくことが多いことから3分の1、と考えてよいでしょう。
お返しの金額を決めるには、ほかにも相手との関係性や家族構成などを考慮する必要があります。2人で相談しながらすすめるとよいでしょう。
結婚祝いのプレゼント選びのポイント
結婚祝いのプレゼントは、どのような視点で選べばいいのでしょうか。以下にいくつかポイントを挙げますので参考にしてください。
家電など新生活に必要なもの
結婚は2人にとって新生活への門出。食器やタオル類など、新生活のスタートとともに使ってもらえるものを選ぶのもよいでしょう。
親しい間柄ならコーヒーメーカーや圧力鍋といった調理家電も喜ばれますが、かさばるものでもあるので、あらかじめ意向を聞いておくとよいでしょう。
おしゃれ重視のもの
普段、自分では買わないようなものこそ、プレゼントという形で渡されたらうれしいものです。おしゃれな食器やプリザーブドフラワーはその一例です。
ただし、何をおしゃれと感じるかは人それぞれ。相手の好みに合うものを探しましょう。
好みが分かれるものはなるべく避ける
アロマオイルなどをプレゼントしたい人もいるでしょうが、香りは好みが大きく分かれるもの。喜んでもらうには、できるだけ避けたほうが無難です。
結婚祝いのプレゼント選びで気をつけるマナー
結婚というイベントはおめでたいだけに、タブーもあります。結婚祝いとして渡すプレゼントもしかり。相手に失礼とならないよう、ポイントを押さえましょう。
刃物は避ける
はさみや包丁は「断ち切るもの」のため、2人の幸せを願う結婚祝いとしてふさわしくありません。
相手から特別に依頼されている場合を除き、避けましょう。
ブランド品など高価すぎるものは避ける
いくら大切な友人だとしても、ブランド品などあまりにも高価なものは避けましょう。お返しをする相手にとって、負担が大きくなってしまうためです。
新生活はお金がかかるうえ、結婚式を挙げる場合はさらに出費がかさむはず。高価すぎるプレゼントは避け、相場を意識したプレゼント選びを心がけてください。
食器や食べ物も、今はOK
ひと昔前は、食器や食べ物は「壊れ物」「消え物」とされ、あまり縁起のよいものではありませんでした。しかし多くの人に喜ばれるものであることから、今では食器やお菓子を選んでも失礼にあたりません。
ただし、相手がしきたりを重んじるタイプの場合は避けるほうが無難です。
結婚祝いにおすすめのプレゼント5選
結婚祝いのプレゼントに人気の5選を紹介します。 予算や相手の好みを思い浮かべながら、プレゼント選びを楽しみましょう。カテゴリー別に紹介します。
1)ペア食器
幅広く喜んでもらえるプレゼントとして人気なのが「ペア食器」です。
おしゃれなワイングラスやマグカップ、お茶碗、お箸など、和洋問わず用意されており、価格帯が広いというのも魅力。ものによっては名前やメッセージなどを刻印できるものもあり、2人だけの特別な贈り物に最適です。
2)体験型ギフト
最近では体験型ギフトも人気です。
体験型ギフトとは、カタログギフトのように予算に応じたギフトブックの中から、体験してみたいものを選択するというもの。アウトドア体験や陶芸教室などが用意され、相手にわくわく感や目新しさを感じてもらうことができます。
3)プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーは生花を加工したもので、手入れ不要にも関わらず長年にわたり美しさを保ち続けるのが特徴です。「いつまでも変わらぬ幸せ」を表現することができ、結婚祝いのプレゼントとしても人気があります。
プリザーブドフラワーは種類が多く、一輪のものから花束になっているもの、おしゃれな花瓶入りでそのまま飾れるものまで、贈りたいイメージに合うものが見つけやすいのも魅力です。
生花のような香りや花粉はないので、花粉症の人にも気兼ねなく贈れます。
4)調理家電
結婚は新生活への門出です。でも実際には結婚式や引っ越しの準備などで、バタバタのはず。そんなときにおしゃれで機能的な調理家電を贈れば喜んでもらえるかもしれません。
プレゼントにはコーヒーメーカーや圧力鍋などが人気ですが、家電となるとサイズや機能がさまざまであるため、「自分で選びたい」という人も多いものです。相手と親密な関係ならば、事前に何が欲しいかを聞いてしまうのも手です。
もし予算を超えてしまうものがリクエストされた場合は、職場や同級生などで連名にしてプレゼントするのもおすすめです。
5)カタログギフト
友人の好みがわからない、プレゼントをじっくり選ぶ時間がない、という人はカタログギフトが最適です。
カタログギフトは衣食住と幅広い品ぞろえで予算別に用意されていますので、忙しくても簡単にどれを贈るか選ぶことができます。また大手百貨店の通販サイトなどからも手に入るので、忙しい人にはとくにおすすめです。
調理家電を選ぶときは事前に確認を
友達への結婚祝いのプレゼントについて紹介してきました。今回紹介したものは定番として多くの人が贈っているものなので、どれを選んでもきっと喜んでもらえるはず。ただし、調理家電を贈る場合は相手に確認をとるなど慎重にすすめましょう。
プレゼントに何を選んだにせよ、気持ちが込められていれば相手はきっとうれしいはずです。堅苦しく考えずに、楽しみながら選んでください。