コント日本一を決める『キングオブコント2021』が、2日(19:00~)にTBSで生放送される。3年連続3回目の決勝となるお笑いコンビ・空気階段(鈴木もぐら、水川かたまり)に意気込みを聞いた。

  • 空気階段の鈴木もぐら(左)と水川かたまり

2019年の決勝は9位、2020年は3位だった空気階段。かたまりは「一昨年が9位、去年が3位なので、どういう数式なのかわからないですけど、1位が収まりいい感じがします。割る3していったら」と優勝を目標とし、もぐらも「めちゃくちゃ『臭い』って言われてきたので、9位、3位、1位でキングオブコントの『9・3・1(くさい)』を完成させたい」と意気込んだ。

昨年もぐらは、借金が700万円あり、賞金が手に入ったら返済したいと話していた。今年の優勝賞金の使い道を尋ねると、「今、借金が減っていまして、残りが550万円くらいなんです。なので水川の分ももらって全部返しちゃいます。550万円(もぐら)と450万円(かたまり)に分けます」と回答。かたまりは、決勝進出を決めた高揚感から「550万円あげようかな」という気持ちになっていると言い、自身の使い道については「僕は今、教習所に通っていて、免許をとるつもり。みんなが『いい』とか言わない、ただただ高い車を買いたいです」と話した。

また、かたまりは「単独ライブをたくさんの人に見てほしいというので『キングオブコント』をずっと目指してやってきたので、なんとか優勝したいです。優勝すればコント好きな人には全員伝わると思うので、日本国民全員動員するような単独ライブがしたいです」と優勝後の大きな夢を告白。

もぐらは「ずっと好きで見ていた『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)に一度出させてもらったんですけど、優勝したらもう1回出させていただきたいです。酒を飲む企画とかに出られたらうれしいです。『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS)にも出たい。吉田類さんのつまみを奪いたいです」と話し、かたまりも「『酒場放浪記』めっちゃ見させていただいていたので、めっちゃ出たいです」と希望した。

昨年からの成長を尋ねると、もぐらは「去年、一昨年より、沼津ラクーンよしもと劇場、よしもと幕張イオンモール劇場、大宮ラクーンよしもと劇場という、吉本の東京以外の劇場でウケがよかったんですよ。ファミリー層もいらっしゃる中で、予選のネタを笑ってもらえたので、アットホームさに磨きがかかっていると思います」と回答。かたまりは「舞台数が本当に多かった。月に50本くらいライブに出ていたので、それが絶対的な自信につながっています。ライブでやっていることがそのまま還元できたらなと思います」と力強く語った。

今年も昨年に続き、ダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日2021』(14:00~21:54)を8時間にわたって生放送。そのフィナーレとして『キングオブコント2021』が放送される。14回目となる今大会から即席ユニットの参加が可能に。また、松本人志以外の審査員を一新。新審査員4人は『お笑いの日』として放送される4番組『お笑いミクスチャーフェス』『ソウドリ』『ザ・ベストワン』『キングオブコント2021』で1人ずつ発表される。

決勝進出を果たしたのは、うるとらブギーズ、蛙亭、空気階段、ザ・マミィ、ジェラードン、そいつどいつ、男性ブランコ、ニッポンの社長、ニューヨーク、マヂカルラブリーの10組(※50音順)。エントリー総数3015組の頂点に立ち、キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。