コント日本一を決める『キングオブコント2021』が、2日(19:00～)にTBSで生放送される。初の決勝進出を決めたお笑いコンビ・そいつどいつ(市川刺身、松本竹馬)に意気込みを聞いた。

  • そいつどいつの市川刺身(左)と松本竹馬

初の決勝進出を決めた瞬間、2人で抱き合ってうれし涙を流したという。松本は「本当に夢のようで、人生の中で一番うれしい瞬間。『キングオブコント』ファイナリストという肩書きが欲しくてずっとコントをやっていたので、ようやくその肩書きを手に入れてやっと一人前になれたなという気持ちです」と心境を述べ、「『キングオブコント』もう無理なんじゃないかとちょっと思っていたので、ちゃんとやっていたらいけるんだなって。報われた感じです。うれし涙なんか人生で流したことがなかったんですけど、俺も人間なんだなって思いました」と語った。

市川も「僕もめっちゃうれしいですね。2年前の『キングオブコント』で初めて準決勝に行かせてもらったときに、もしかしたら決勝あるかもという手応えは感じたけど結局ダメで、やっとこさ行けた」と感激。無料ライブを開催しても観客が1人も来なかった時代を振り返り、「諦めないでよかった」としみじみと話した。

また、松本は「結果が出なくて仲悪くなったりもしましたけど、決勝ってなったら抱き合いましたもん」と話し、市川も「けっこうケンカしたけど、諦めず、匙を投げないで向き合ってやってきたからよかった」と語った。

決勝進出に喜びを爆発させた2人だが、目標は優勝だ。松本は「決勝に出るだけじゃ満足できない体になっているので、優勝を。ツイッターで『来てください』とか告知しないで単独ライブが売れるようになりたい。チケット即完ってなりたい」と意気込み、「一番コントが好きなので、コントだけで生活できるようになったらいいなと。『そいつどいつといえばコント』という軸を作りたい」と力を込めた。

ちなみに、同期のおばたのお兄さんにライブの告知してもらったこともあったそうで、市川は「おばたのお兄さんマジで優しかった。すごくいいヤツなんですよ」と話した。

そして、松本は「ようやくここまで来ました。でも、もう一つ夢を見させてください。優勝です」と再び優勝への思いを述べ、市川も「絶対に優勝して、劇場をお客さんいっぱいにします!」と意気込んだ。

TBSでは今年も昨年に続き、ダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日2021』(14:00～21:54)を8時間にわたって生放送。そのフィナーレとして『キングオブコント2021』が放送される。決勝進出を果たしたのは、うるとらブギーズ、蛙亭、空気階段、ザ・マミィ、ジェラードン、そいつどいつ、男性ブランコ、ニッポンの社長、ニューヨーク、マヂカルラブリーの10組(※50音順)。エントリー総数3015組の頂点に立ち、キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。