ウィル・シードは9⽉30⽇、「リモートワーク」に関する調査結果を発表した。調査は、2020年・21年⼊社の新⼊社員200名、および⼊社3〜10年⽬の社員33名、⼊社10年以上の社員106名、中途⼊社の社員61名の計400名を対象に行われた。

  • リモートワーク下における新入社員の意識

    リモートワーク下における新入社員の意識

調査によると、新入社員のリモートワークに対する満足度は79%。⼀⽅で、64%が「学⽣気分が抜けていないと感じるときがある」、56.5%が「切り替えがうまくできていないと感じるときがある」と回答するなど、社会⼈への切り替えに苦労する“スイッチロス現象”に直⾯していることが明らかに。

従来であれば、通勤や研修中などのあらゆる場面に、新入社員が社会人へと気持ちを切り替える“スイッチポイント”があったが、このリモート環境においてはその機会が現状失われている状況に。そのため、新入社員は自分の居場所を作れず、仕事の⾯⽩さ・やりがいを感じる機会が少なくなり、会社や仕事との距離を感じやすくなってしまう可能性があるという。

現に、新入社員に対し、「仕事を辞めたいと思ったことがありますか?」と聞いたところ、55.5%の新入社員が、すでに「仕事を辞めたいと思ったときがある」と回答した。

  • リモートワーク下におけるマネジメント層の意識

    リモートワーク下におけるマネジメント層の意識

さらに、マネジメント層にも調査を⾏ってみると、マネジメント層の65%が「例年に⽐べて、新⼊社員が緊張感を持っていないと感じる」、54.5%が「例年に⽐べて、新⼊社員が社会⼈としての切り替えをする機会が少ないと感じる」と回答。また、73.5%が「例年に⽐べて、新⼊社員に仕事を教えるのが⼤変だと感じる」と回答し、マネジメント層も新⼊社員が直⾯する“スイッチロス現象“に苦労していることがわかった。

シミュレーション研修「DIVE(ダイブ)」スタート! セミナーも開催

  • 社会⼈への切り替え促す“超実践型”研修 「DIVE」スタート

    社会⼈への切り替え促す“超実践型”研修 「DIVE」スタート

こうした中、同社は、新⼊社員が⾃宅でのオンライン環境下で、仮想の上司役と協働しながら顧客へ価値提供を⾏う“仕事経験“ができるシミュレーション研修「DIVE(ダイブ)」をスタート。新⼊社員が⾃ら動く重要性を実感し、組織の⼀員として仕事をすることの⼤切さを学ぶことで、社会⼈としての⾃覚を促していくという。

なお、「DIVE」をスタートするにあたって、「DIVE」の魅力を紹介するオンラインセミナーが2日間にわたって開催される。

一回目は10月5日。基調講演とDIVE紹介セミナーの⼆部構成(第⼀部13時〜14時、第⼆部14時15分〜16時15分)となっており、基調講演では、DIVEの特徴の1つ「リフレクション」の第⼀⼈者である、21世紀学び研究所代表理事・熊平美⾹⽒が登場。「なぜ新⼊社員にリフレクションが重要なのか」をテーマとした話しを聞くことができるという。

詳細および申込は専用フォームから。なお、10⽉4⽇18時に締め切り。

二回目は10⽉21⽇の15時〜17時。ニューノーマル時代における新⼊社員育成の課題を紐解きながら、解決の⽷⼝となる「DIVE」を紹介するセミナーとなっており、同社ファシリテーター・林啓光氏による「リアル&リモート環境下における新⼊社員育成の課題とは」「課題を解決するために必要な『体験』とは」「シミュレーション研修『DIVE』で得られることとは」をテーマとした話を聞くことができる。

詳細および申込みは専用フォームから。なお、締め切りは10⽉20⽇18時。