「007」シリーズ25作目となる最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が公開を迎えた1日、ジェームズ・ボンドを演じることが最後となったダニエル・クレイグが日本のファンのためだけに特別に寄せた、30秒の特別メッセージ動画が公開された。
ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの最後。死闘はクライマックスへー。誰もが知る世界的なヒーローを演じるプレッシャーをはねのけ、シリーズ最高興収を叩き出し、さらにその記録を『007 スカイフォール』(12)で自ら更新。そしてついにボンド引退を表明したことでも話題の本作が公開された。
公開された動画でジェームズ・ボンドは「僕は15年間 ジェームズ・ボンド役を演じてきました これでお別れです 全力で挑んだこの作品は まさに集大成です 日本の皆様に愛を込めて ありがとう ありがとうございました」と日本語でメッセージを送った。
先日、日英をオンラインでつないで盛大に実施されたバーチャルイベントでは、ジェームズ・ボンドを演じた15年間を振り返り「数え切れない程いろんなことがあったけど、十分やり切ったよ」と、正直な気持ちを吐露していたダニエル。この15年間で得たものは、最高のキャストと最高のスタッフと仕事ができた事だと語ったが、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の監督を務めたキャリー・ジョージ・フクナガ監督も「『007/カジノ・ロワイヤル』から5作品を通じて紡がれてきた物語がついに完結する。ダニエルボンドの卒業作品を監督できたことは、とても光栄なことだった」と、ダニエルに対して感謝と称賛の気持ちを表しつつ作品をアピールした。
イベント中に日本のたくさんのファンに向けて、「ありがとう」と日本語で感謝の意を伝えるキャストの姿が印象的だったが、今回のコメント映像では、ダニエルに自分の言葉でメッセージを寄せてくれるように頼んだところ、ダニエル自ら日本語を選び、ファンに向けて「ありがとうございました」と感謝。ダニエルが最後のボンドを演じたことへの強い思いと、日本のファンへの愛が伝わるメッセージ動画となっている。スポット映像として公開日の本日から放映される。
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