タレントのリリー・フランキーと女優の伊藤沙莉がMCを務めるテレビ朝日系音楽特番『ザ・ニュージックビデオ』が、きょう1日(23:15~※一部地域を除く)に放送される。アーティストのシシヤマザキ、アニメーション作家・漫画家の藍にいなが、昭和の名曲のミュージックビデオ制作に挑戦する。

  • 左から伊藤沙莉、リリー・フランキー=テレビ朝日提供

ミュージックビデオが存在しない昭和の名曲の全く新しいミュージックビデオ=“ニュージックビデオ”を新進気鋭のクリエイターたちが作っていく同番組。伊藤はバラエティ番組のMC初挑戦となる。

シシヤマザキは、世界的ファッションブランドのプロモーションイメージ制作を手掛けるアーティスト。1985年オリコンCDシングル年間売上ランキング1位を獲得したチェッカーズ「ジュリアに傷心」のミュージックビデオを制作する。リリーが「この曲好きなんだよ、なんかブチ上がる(笑)」というポップな楽曲はどんな映像に仕上がるのか。シシヤマザキの一風変わった制作現場で制作されたビデオを、伊藤は「めっちゃかわいい~」と大絶賛する。

さらに、2019年に手掛けたYOASOBI「夜に駆ける」のミュージックビデオがYouTubeの再生回数2億4千万回を突破した藍にいなは、太田裕美「木綿のハンカチーフ」に挑戦。独特の色合いと世界観を描き出す藍にいなは、歌詞に登場する2人の男女をどのように描いていくのか。今回は藍にいな自身が作詞家・松本隆氏に、歌詞にこめられた想いや当時の時代背景をインタビューし、作品に反映させていく。

■リリー・フランキー コメント

(伊藤さんとは)前にドラマで親子の役をやっていましたから、娘と番組ができるという感じがして懐かしかったです。いろいろなサブスクが解禁になり、10代、20代の人が、ものすごく昭和の歌謡曲に詳しくなっているんですよね。いいものがちゃんと掘り起こされる環境になって、とてもいい企画だと思います。若い人の才能と、ベテランの人たちの才能が同じ場所で見られるのが一番いいと思いました。

何年か前の音楽も、最先端の今の音楽も、今は同じお皿の上に載っていますよね。味付けがなかった時代のものを、今の調味料で食べるように、本当にすごく選びやすく、耳にとても栄養のある時代になっていると思います。それにプラスまた映像が付くことで、よく知っている楽曲が全然、違う伝わり方をするのを見て、これからもっとこれ増えていくだろうなと思いました。

■伊藤沙莉 コメント

私は詳しくはないんですが、昭和歌謡曲が好きなんです! 最近、若い子もいっぱい聴いたり、歌ったりとかしている中で、また新しい才能との合体でいいものがちゃんと伝わって、更にいいものとして広まっていくのはすごくいいですね。明るい未来な感じがします。いいバトンが受け継がれている感じがしました。楽しかったです!