ツクルバが運営する中古住宅のマーケットプレイス「カウカモ」は9月29日、「マンション売却に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は4月23日~27日、東京23区に在住するマンション所有者で3年以内に売却を検討している20~79歳を対象に、インターネットで実施した。
マンション売却時の不安について尋ねたところ、「築年数が古いこと」(32.0%)という回答が最も多かった。次いで「売却費用がかかること」(21.0%)、「内装状態が老朽化していること」(19.5%)、「次の住まいが見つかっていないこと」(19.0%)となっている。「特にない」と回答した割合は21.0%だった。
「築年数が古いこと」に対して不安を持つ比率を所有マンションの築年数別で見たところ、築年数が20年を超えると一気に高まる傾向にあることがわかった。「築年数20~30年未満」で47.6%とほぼ半数、「築年数30~40年未満」で52. 9%、「築年数40年以上~」で90.0%と、築年数が古くなるごとに不安な割合は上昇している。
マンション売却時に欲しいサービスについて聞くと、「壁・床リペアリング(壁や床の傷みを補修し目立たなくするサービス)」(32.5%)、「クリーニングサービス(特定箇所の清掃サービス)」(30.0%)、「撮影サービス(販売告知用にプロカメラマンが室内撮影するサービス)」(26.0%)など、物件を補修したり魅力的に見せるサービスが上位に並んだ。
住まいの売却検討理由について尋ねると、最も多い回答は「より良い住まいに住み替える」(42.5%)だった。2位は「今が売りどきだと考えたため」(26.0%)、3位は「物件老朽化のため」(14.5%)となっている。