VUENは9月29日、「たばこ税増税と喫煙実態に関する調査」の結果を発表した。同調査は9月16日~18日、紙タバコ、加熱式タバコを1日1箱以上吸う108名に対し、インターネットで実施した。

  • 1カ月あたりタバコ代に費やす平均金額

1カ月あたりタバコ代に費やす平均金額について質問したところ、「1万5,000円~1万9,999円」(34.4%)が最も多く、「2万円~2万4,999円」(21.3%)、「1万円~1万4,999円」(16.7%)、「1万円未満」(9.2%)と続いた。

これまでに禁煙にチャレンジし、失敗したことはあるか聞くと、29.6%が「禁煙にチャレンジしたことは1回もない」と答えた。29.6%は「2~3回」、16.7%は「1回」、13.0%は「4~6回」と答えている。

今後タバコが1箱あたりいくらくらいまで値上がりしたら、禁煙を検討するか尋ねると、「600円~649円」(19.4%)という回答が最も多く、「1,000円~1,499円」(13.0%)、「540円~599円」(12.0%)と続いた。タバコ価格が「1箱600円」未満の場合、約7割が「禁煙を検討しない」と回答している。「どれだけ値上がりしても禁煙を検討しない」と答えた割合は4.6%だった。

  • 今後タバコが1箱あたりいくらくらいまで値上がりしたら、禁煙を検討するか

普段どんな時にタバコを吸っているか尋ねたところ、「食後」が87.0%、「リフレッシュしたいとき」が85.2%、「起床後」が78.7%だった。

これまでにどんな方法で禁煙にチャレンジしたか聞くと、「我慢する」(53.9%)が最も多く、「電子タバコ」(40.8%)、「禁煙パイプ」(35.5%)と続いた。

  • これまでにどんな方法で禁煙にチャレンジしたか

禁煙に失敗した理由で最も多いものは、「口が寂しくなったから」(60.5%)で、「禁煙自体がストレスになったから」(60.5%)、「仕事や生活でストレスが溜まったから」(48.7%)という回答も多かった。

今年10月にたばこ税が増税するにあたり、禁煙や本数の制限を検討しているか聞くと、43.5%が「これまでどおり喫煙を続ける予定」と答えた。22.2%は「吸う本数を減らさないが、より経済的なアイテムを取り入れる予定」と答えている。

  • 今年10月にたばこ税が増税するにあたり、禁煙や本数の制限を検討しているか

「これまでどおり喫煙を続ける予定」と答えた人に、その理由を自由回答で答えてもらったところ、「やめることによるストレスを感じたくない」(42歳)、「価格は高いけど嗜好品(コーヒーなど)ととらえている」(55歳)、「ほかに我慢していることがあるから」(49歳)、「やめられないから」(51歳)などのコメントが寄せられた。