プラネットは9月29日、「傘・雨具に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は8月23日~26日、男女4,000人を対象に、インターネットで実施した。
天気予報を毎日確認しているか尋ねたところ、87.9%は「確認している」と回答した。年代別に見ると、高齢になるほど毎日確認している人の割合が高くなり、50代以上は「確認している」の割合が90%を超えている。
使うことがある傘・雨具について聞くと、「長傘(ビニール傘以外)」(67.4%)、「折りたたみ傘」(67.0%)が多くを占め、「長傘(ビニール傘)」(49.4%)が続いた。「レインブーツ・レインシューズ」(18.2%)、「長靴」(15.9%)も10%以上見られたが、雨合羽(「レインコート」9.4%、「上下セット」8.1%、「ポンチョ」6.1%)を利用する人は少数派だった。
最も高い頻度で使用している傘の価格について尋ねたところ、「500円以上1,000円未満」(28.1%)が最も多かった。2位は「1,000円以上2,000円未満」(20.9%)、3位は「500円未満」(16.9%)となっており、2,000円未満と回答した人の合計が6割を超えた。男女別で見ると、「500円未満」「500円以上1,000円未満」と回答した割合は男性の方が高く、それ以上の値段になると女性の方が多い。男性のほうが安い傘ですませる傾向があることがわかった。
これまでに傘を盗難されたことはあるか尋ねると、48.5%が「ある」と回答した。男女ともに、40~50代にピークがあるが、どの年代でも男性のほうが高い割合になっている。男性全体では54.4%、女性全体では42.7%と10ポイント以上の差があった。
傘を盗難されたり、紛失したとき、見つけるために行動するか聞くと、「行動する」と回答した人は35.9%だった。「行動する」と回答した割合は、男性は31.0%であるのに対し、女性は40.9%と、約10ポイントの開きがあった。
現在、主に使用している傘に名前を書いているか尋ねたところ、11.0%が「書く」と答えた。性年代別に見ると、「書く」割合が最も高かったのが20代男性(23.0%)だった。「書く」と回答した割合は全年代で男性のほうが高く、女性は全年代を通じて10%を下回っている。
傘に自分の名前を書かない理由を聞くと、「あまり高価な傘ではないから」(41.3%)、「名前を書くのがかっこ悪いから」(35.0%)、「名前を書くのが面倒だから」(26.7%)が多くを占めた。女性は「名前を書くのがかっこ悪いから」(38.8%)が、「あまり高価な傘ではないから」(36.4%)を上回っている。「名前を書いている人があまりいないから」(24.4%)、「おしゃれじゃない、かっこ悪いから」(17.7%)という回答は、男性より女性の方が多かった。
想定外の雨や、雨具を忘れたことで突発的に傘や雨具を買うことはあるか聞くと、44.4%が「買うことはない」と答えた。買うことがある人にその頻度を尋ねると、「年に1回未満」(33.9%)が最も多く、「年に1回程度」(11.1%)、「年に2~3回程度」(7.8%)と続いた。
現在、職場やよく立ち寄る場所に置き傘(不意の雨に備えて傘を置いておくこと)をしているか聞くと、71.1%が「していない」と答えた。40代男性は置き傘をしている割合が42.5%とかなり高くなっている。
傘・雨具に関するフリーコメントでは、「高価な傘を盗られてからビニール傘しか買わなくなった」(男性・20代)、「学生の頃お気に入りの傘を電車に忘れてしまい、遺失物センターまで取りに行ったら珍しがられて驚きました」(女性・50代)、「ゲリラ豪雨で持ち歩いていた折りたたみ傘が風に煽られ飛んでいき、結局びしょ濡れで帰った」(男性・40代)などの声が集まった。