朝の目覚めというのは、なぜあんなにもツラいのか。あと10分……いや、あと5分でもいいから布団に入っていたい……。
そう思いながらも毎朝顔を洗って会社に行くのが一般的な社会人だったはずですが、コロナ禍でリモートワークが導入され、状況にも変化が生まれました。同時に、朝起きるのがあんなにツラかったのも、どうやら別の原因があったことも浮き彫りになってきました。
株式会社スタートアップテクノロジー代表取締役社長の菊本久寿さん(@hisaju01)のツイートをご覧ください。
弊社は元々「エンジニアは朝が苦手」という前提の元、遅刻の概念がないスーパーフレックスを導入していますが、フルリモートになってからは特に朝7時とか8時から働き始める人が増えているので、朝が苦手というより朝起きて通勤することが苦手なんだなという理解になりました。 (@hisaju01より引用)
ひさじゅさんがリモートワークで悟ったのは、「エンジニアは朝が苦手」なのではなく、朝起きて通勤することが苦手だということ。ただしこれはエンジニアに限ったことではないようで、ツイッター上では共感の声が相次ぎました。
「本当に満員電車嫌です。嫌すぎるので次は恒久的にリモートワークの会社に転職しようと思うくらいです」
「エンジニアじゃないけども『家でできる仕事をなぜ職場でやるのか?』『時間で仕事してるけど時給とは?』と懐疑的な人間なんで勤めは苦手でした」
「朝の通勤が嫌すぎてコロナ関係なくリモートメインで働ける会社に転職してしまいました」
「フリーランスで20年やってますが、早朝が一番はかどります。会社員時代は朝がつらくて仕方なかったです」
「とっっても分かります…!! 新社会人なのですがなぜ会社行きたくないとテンションが下がるのか、朝起きて身支度して出社することが自分の中では面倒だからだ! と気付きました…笑」
「エンジニアではないですが、日曜の夜に『明日仕事かぁ〜』という嫌な気分も少し減った気がします。仕事が嫌なのでなく、朝起きて通勤するのをめんどくさいと思ってたのかもしれません」
ツイートは2.8万件のリツイート、11万件のいいねを獲得するほどの大反響(9月29日時点)。
そこで今回は、菊本さんにもう少し詳しいお話をお聞きしました。
ーーフルリモートにされてから、社員の方達からはどんな反響がありましたか?
弊社は元々リモートワークも可能な会社であったため、始めた当初はそれほど変化はありませんでしたが、しばらくフルリモートが継続しそうだなと感じ始めた頃から郊外や地方に移住し始める人が出始めましたね。
ーーフルリモートで仕事効率は上がっていますか?
元々リモートワーク対応可能な状態で仕事をしていたので、弊社内ではそれほど変化はありませんが、取引先の企業様がリモートワークを行うようになってからはリモート同士になり、今まで以上に仕事の効率は上がったと思います。
ーーこれからもフルリモートを続けていくご予定でしょうか?
地方在住の方も積極採用しているので今後も続ける予定です。もちろんオフィスも自由に使えるようにはしておきます。
ーー今回のツイートが大きな反響を生んでいますが、率直なご感想などはございますか?
弊社ではリモートワークやスーパーフレックスの制度は創業当初からやっていて、それほど疑問にも思わなくなっていたので、皆さんにこれほど共感していただいたことは驚きでした。
せっかくなので、このツイートをきっかけに皆さんがこれだけ通勤というものに嫌悪感を抱いていることを様々な企業様にも知っていただき、もっと働きやすい世の中に少しでも動いてくれたら嬉しいなと思っています。
リモートワークが選択肢のひとつとして定着し、もっとビジネスパーソンが働きやすい世の中になることを願って、今日も1日頑張りますか!
弊社は元々「エンジニアは朝が苦手」という前提の元、遅刻の概念がないスーパーフレックスを導入していますが、フルリモートになってからは特に朝7時とか8時から働き始める人が増えているので、朝が苦手というより朝起きて通勤することが苦手なんだなという理解になりました。
— ひさじゅ@Webエンジニア転職特化のプログラミングスクールRUNTEQ (@hisaju01) September 28, 2021