ここまで藤井三冠は4勝1敗、横山七段は3勝2敗の成績
第80期順位戦B級1組(主催:朝日新聞社、毎日新聞社)の6回戦、▲横山泰明七段(13位、3勝2敗)-△藤井聡太三冠(11位、4勝1敗)戦が9月30日に関西将棋会館で行われています。今期からB級1組に初参加の両者の対戦は、相掛かりの戦型になっています。
前期B級2組で10勝0敗の成績を残し、B級1組に昇級した藤井三冠。今期は三浦弘行九段、屋敷伸之九段、久保利明九段、木村一基九段に勝ち、稲葉陽八段に敗れて4勝1敗の成績です。
横山七段は前期B級2組で7勝3敗で昇級。今期は稲葉八段、千田翔太七段、近藤誠也七段に勝ち、郷田真隆九段、阿久津主税八段に敗れてここまで3勝2敗です。
今期のB級1組は昇級組が好成績を挙げています。もう一人の昇級者である佐々木勇気七段は開幕から5連勝。絶好のスタートを切りました。
10時に始まった対局は、横山七段が先手番で相掛かりの将棋になっています。藤井三冠は飛車先の歩を交換した後、飛車を中段に構え、角交換を挑みます。そして交換したばかりの角を3三に据え、将来7七桂の桂頭攻めを目指す布陣です。
一方、角を手持ちにしている横山七段としては、相手の3三角よりも働くポジションで角を使えれば優位に立つことができそうです。まずは相手の狙いである桂頭攻めに対する対処に注目です。
持ち時間が6時間の本局は、本日深夜から日付の変わる頃の終局見込みとなっています。