コロナ禍、リモートワークの普及に伴い、Zoomなどを使ったオンライン会議が増えている。便利な反面、画面越しの会議は予期せぬハプニングが生じやすいもの。対面に比べ緊張感にも欠けるため、つい気が緩み、会社では決して見せなかった「素」が出てしまうこともあるかもしれない。そこで今回は、マイナビニュース会員317名に、「オンライン会議や商談で、びっくりした他の人の言動」について聞いてみた。

Q. オンライン会議や商談で他の人の言動にびっくりしたことはありますか?

はい 39.4%
いいえ 60.6%

Q. (「はい」と答えた方にお聞きします)誰のどんな言動でびっくりしましたか? 具体的に教えてください。(自由回答)

服装がルーズすぎる

・「テレワークで下半身寝間着で出てきた、映っていないと思っていたらしい」(53歳男性/愛知県/輸送用機器(自動車含む)/その他技術職)
・「パジャマで会議に出席してきた部下がいた ラフな格好でよいとは言ったがパジャマはないでしょう」(59歳男性/神奈川県/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「在宅勤務なので普段着でもいいかと思いますが、パジャマで出てきた人がいました。本当に仕事をしているのか疑わしかったです」(45歳男性/東京都/その他/専門職関連)
・「私服での参加が認められているとはいえ、新入社員がいかにも寝間着のような姿で会議に出てきたとき」(42歳男性/埼玉県/食品/営業関連)

会議中に飲食

・「何も言わずに急に食事を始めた」(59歳男性/福岡県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「会談中に寝ている人とか、ごはんを食べている人がいた」(40歳男性/山口県/海運・鉄道・空輸・陸運/その他・専業主婦等)
・「急に食事を始めた」(36歳男性/神奈川県/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)
・「飲酒、喫煙、食事」(40歳男性/愛知県/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
・「ごはんを食べていた」(55歳女性/栃木県/教育/専門職関連)

言葉遣いがなっていない

・「上司に向かってタメ口で話し始めた時はびっくりしました」(38歳男性/静岡県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「自分より相当若い社員にタメ口で話を進められて話が噛み合わなくなり、頭に血が上り、会議は中断してしまいました」(54歳男性/富山県/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「タメ口だった」(47歳女性/埼玉県/教育/販売・サービス関連)
・「なんすよねー、ぶっちゃけなど、目上の上司に対して、部下が失礼な言葉を使っており、非常識だなと感じた場面がありました」(35歳男性/神奈川県/農林・水産/公共サービス関連)

ミュートし忘れで……

・「ミュートしていなくて、本心が聞こえた」(69歳男性/神奈川県/専門商社/事務・企画・経営関連)
・「音声消り忘れで会社の悪口まる聞こえ」(45歳男性/大阪府/設計/メカトロ関連技術職)
・「上司の悪口が聞こえてきたことがある」(50歳男性/東京都/流通・チェーンストア/IT関連技術職)
・「部下の独り言が漏れたとき」(57歳男性/神奈川県/専門商社/営業関連)

居眠り

・「商談中に居眠りしていた」(53歳男性/千葉県/不動産/その他・専業主婦等)
・「寝ている人がいた」(33歳男性/神奈川県/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)
・「オンライン会議中に居眠りしていた」(31歳男性/埼玉県/エステティック・美容・理容/販売・サービス関連)

突然画面から消えた

・「いきなり何も告げずにトイレに行った」(43歳男性/大阪府/その他/販売・サービス関連)
・「オフだと勘違いしたのか急に席を立ってどこかに行ってしまったこと」(37歳男性/滋賀県/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「急に画面から消えてしまったこと」(48歳男性/東京都/コンピューター機器/メカトロ関連技術職)

部下を叱責

・「会議場ではきちんと接していたのに、回線が切れたと思っていたのか、会議後に部下をとなり散らかしている人がいた」(41歳男性/埼玉県/その他/事務・企画・経営関連)
・「部下を叱責していた」(47歳男性/埼玉県/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)

関係ないことをしていた

・「相手が何か作業をしながらオンライン商談に参加していて、こちらの話を聞いているようで聞いていなかった」(47歳女性/埼玉県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「映像を切り忘れて商談中にスマホゲームをしていた」(50歳女性/大阪府/専門商社/事務・企画・経営関連)

その他

・「油断して裸で出てきた人がいた」(57歳男性/神奈川県/半導体・電子・電気機器/営業関連)
・「英語でいきなりしゃべる」(66歳男性/愛知県/その他/専門職関連)
・「都合が悪い話になると必ず回線のせいにして、聞こえないふりをすること」(61歳男性/東京都/その他金融/営業関連)
・「それをここで言うかって内容をオンラインで話す」(31歳男性/神奈川県/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「会話中にくしゃみでPCがこけた」(66歳男性/和歌山県/その他金融/営業関連)
・「小さな子どもがいる男性の画面に子どもが入ってきて、その子をなだめる時の言葉づかいが赤ちゃん言葉だった」(59歳女性/鹿児島県/化粧品・医薬品/その他技術職)

総評

オンライン会議や商談での「びっくりした言動」として、特に多かったのは「服装」に関するものだった。リモートワークでの服装に悩む人は多いが、なかにはパジャマで会議に登場する人もいるとか。画面には映っていないと思い、「下だけパジャマ」という人も。相手に見えないため問題はなさそうだが、カメラの切り忘れなど、何かの瞬間うっかり映ってしまうこともあるため注意したい。他にも、「仕事着じゃなくて普通にジャージ姿だった」「普段きっちりしていると思っていた人が、仕事中にも関わらずルーズな服装でだらしなかった」といった指摘が寄せられた。

会議中に「食事をしていた」という報告も。ごはんを食べていただけでも驚きだが、オンライン飲みでもないのにお酒を飲んでいた人や、タバコを吸っていた人もいたそうだ。自宅からの参加だったのか、「仕事中」だという認識が緩んでいたのかもしれない。

「ミュートのし忘れ」によるやらかしも多かった。音声が切れていると思ったのか、上司や会社の悪口など、聞きたくなかった「本音」が聞こえてしまったそうだ。オンライン会議で最もやりがちな「あるある」のため、ミュートになっていると思っても、発言にはくれぐれも注意したい。

回答ではこの他にも、「完全に寝ぼけていた」「参加者同士で口喧嘩が始まった」というネガティブなものもあれば、「いつもは控えめな人が意見や質問をどんどんしてきた」「アナウンサーのようにしゃべりが上手かった」といった、良い意味で驚いたというエピソードも寄せられた。

調査時期: 2021年9月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 317名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません