アジャイルウェアは9月29日、「IT-BCPに関する調査」に関する調査結果を発表した。調査は9月22~23日、経営、情報システムなどに携わるビジネスマン300人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず、「新型コロナウイルス感染症拡大における緊急事態宣言発令時に、IT-BCP(ITシステムの事業継続計画)はうまく機能しましたか」と聞くと、「十分に機能した」(17.3%)、「やや機能した」(30.3%)、「まったく機能しなかった」(6.7%)、「IT-BCPを策定していなかった」(45.7%)となった。
そして、「新型コロナウイルス感染拡大以前より十分に対策できていたIT-BCPを教えてください」と聞いたところ、「テレワーク制度の整備」(39.0%)、「十分だった対策はない」(31.7%)、「情報の電子化(ペーパーレスなど)」(30.0%)、「業務システムのクラウド化」(24.7%)、「自社サーバーのバックアップ」(21.0%)、「サーバーのクラウド化」(18.7%)、「その他」(0.7%)だった。
次に、「コロナ禍において、テレワークをスムーズに開始できましたか」と尋ねると、「スムーズにテレワークに移行できた」(39.0%)、「テレワーク開始までに時間がかかった」(40.0%)、「テレワークはできていない」(21.0%)という結果だった。
そして、「テレワーク開始までに時間がかかった」と答えた回答者にその理由を聞いたところ、「社内サーバー・ネットワークへのアクセス設定」(60.0%)、「ノートパソコンやスマートフォンなどの必要機材の確保」(50.8%)、「業務に必要なITツールの選定、導入」(46.7%)、「社員宅のネットワーク環境の確保」(38.3%)となっている。