最後の最後にそれまでのすべてをひっくり返すような衝撃の展開が待ち受けているという映画は少なくありません。そんな「どんでん返し」のラストが堪能できる映画は、観終わった人の心にとても大きなインパクトを与えてくれます。

そこで本記事では、どんでん返しが鮮やかな邦画作品をご紹介します。ミステリーやサスペンス、コメディから密室の会話劇など、多岐にわたる作品からマイナビニュース会員が選ぶとっておきの作品をセレクトしました。

あっと驚くオチから緻密な伏線が張り巡らされた作品まで、思わず最初から観返したくなる邦画のどんでん返し作品をご紹介します。

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どんでん返しが面白い邦画ランキング

マイナビニュース会員にどんでん返しが面白い邦画作品についてアンケートを実施した結果は以下の通りです。

1位『カメラを止めるな!』(2018年公開/15.7%)
2位『デスノート』(2006年公開/13.9%)
3位『君の膵臓をたべたい』(2017年公開/10.0%)
4位『リング』(1998年公開/8.3%)
5位『コンフィデンスマンJP ロマンス編』(2019年公開/5.7%)
6位『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(2017年公開/4.3%)
7位『七つの会議』(2019年公開/3.9%)
8位『白ゆき姫殺人事件』(2014年公開/3.5%)
8位『僕だけがいない街』(2016年公開/3.5%)
10位『億男』(2018年公開/3.0%)
11位『ルームメイト』(2013年公開/2.6%)
11位『氷菓』(2017年公開/2.6%)
13位『キサラギ』(2007年公開/2.2%)
13位『ゴールデンスランバー』(2010年公開/2.2%)
15位『イニシエーション・ラブ』(2015年公開/1.7%)
15位『三度目の殺人』(2017年公開/1.7%)
17位『運命じゃない人』(2005年公開/1.3%)
17位『闇の子供たち』(2008年公開/1.3%)
17位『ゆれる』(2006年公開/1.3%)
17位『屍人荘の殺人』(2019年公開/1.3%)

オチがすごい「どんでん返し映画」のあらすじとキャスト

ここからはランクインした作品のあらすじとキャストをご紹介します。

『カメラを止めるな!』

自主映画の撮影を行っていると、なぜか本物のゾンビが出現。しかし監督はそのまま撮影続行する。そして撮影クルーたちが次々がゾンビ化してしまい……。

出演/濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰
監督/上田慎一郎
公開年/2018年

・「ありきたりかもしれないが、すっかり騙されたから」(44歳男性/その他・専業主婦等)
・「なかなかコミカルな映画でした」(53歳男性/不動産/その他・専業主婦等)
・「これまでにないカメラワークで、冒頭からスリル満載の内容。ゾンビが次々と襲いかかってくるお決まりのホラー映画と思いきや、最後の大どんでん返しにこの作品の面白さがあります」(52歳男性/サービス(その他)/IT関連技術職)
・「まさにアイデアの勝利だと思う。前半は酔いやすい人にはつらいかもしれないが、それを我慢してでも見る価値はあると思います」(31歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「ゾンビだけど気楽に見られました」(49歳男性/食品/営業関連)
・「まさにどんでん返し系の代表作的な感じ」(64歳女性/その他・専業主婦等)
・「構成の勝利。低予算だからこそ、効率よく一番効果的に魅せる方法を練りに練っている。面白かった」(51歳女性/コンピューター機器/その他・専業主婦等)

『デスノート』

「名前を書かれると死ぬ」というデスノートを手にした夜神月。犯罪者のいない理想的な世の中を作り上げるために、その力で凶悪犯たちを次々と殺していくが……。

出演/藤原竜也、松山ケンイチ、瀬戸朝香、香椎由宇
監督/金子修介
公開年/2006年

・「何回見ても面白い映画」(51歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「デスノートが実際にあったら、と想像してしまうような作品だった」(34歳男性/生命保険・損害保険/営業関連)
・「漫画が基になっている実写映画では珍しくストーリーが全く違っていて違うパターンが見られるから。原作を読んだ事がある人には同じ面白さを重ねて楽しめる」(40歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「原作を知った上で視聴したが、原作とは違うラストで驚かされた」(41歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「人と人との関係、有様が絶妙」(61歳男性/サービス(その他)/専門サービス関連)

『君の膵臓をたべたい』

同級生の山内桜良の秘密の日記を偶然見つけた”僕”は、桜良が膵臓の病を抱え余命僅かなことを知る。そして貴重な日々を一緒に過ごすことになるが……。

出演/浜辺美波、北村匠海、大友花恋、矢本悠馬
監督/月川翔
公開年/2017年

・「そのままラブロマンスで終わると思いきや、そこに至るまでの彼氏彼女の事情が二転三転する所」(50歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「アニメも実写も観ましたが、どちらも号泣しました。 どんでん返しというか結末が悲しすぎて、胸が痛かったです」(57歳男性/その他金融/営業関連)
・「あわくもろい、はかない青春の物語。二人での旅行はとてもドキドキするし、最後の結末は本当にあっけないものでラストの流れがとても泣ける作品」(39歳男性/その他/その他・専業主婦等)

『リング』

テレビディレクターの浅川玲子は、呪いのビデオテープの噂を追っていた。ビデオを観たものは7日間で死に至るという。玲子、そして元夫の高山竜司もテープを観てしまい……。

出演/松嶋菜々子、真田広之、中谷美紀、竹内結子
監督/中田秀夫
公開年/1998年

・「フィクションを超えたリアルな恐怖が実に表現力が見どころ」(53歳男性/不動産/専門職関連)
・「少女が血の付いたまま、後ろから歩かれると心臓が止まります」(26歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「これは本当に怖い映画だったから、特に1作目が怖かった」(73歳男性/その他/その他・専業主婦等)

『コンフィデンスマンJP ロマンス編』

大金を騙し取る詐欺師たちの次なるターゲットは香港の裏社会を支配するラン・リウだった。天才詐欺師のジェシーやヤクザの赤星栄介も絡み、事態はあらぬ方向へ……。

出演/長澤まさみ、東出昌大、小手伸也、小日向文世
監督/田中亮
公開年/2019年

・「ドラマでも観たが、映画でも面白かった。 主題歌も個人的に好き」(32歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「三浦春馬君の笑顔が良かったから」(45歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「個性豊かな人間がそれぞれの良さを生かし問題を解決していく」(59歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)

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『22年目の告白 -私が殺人犯です-』

1995年、5件の連続殺人事件が起きる。これらの事件には共通点があり、担当刑事の牧村航はあと少しのところで犯人を取り逃す。事件は時効を迎えるが、22年後に曾根崎雅人と名乗る男が事件の真相を告白する手記を発表し……。

出演/藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平
監督/入江悠
公開年/2017年

・「2時間全く飽きなかったから」(49歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「名優さんばかりのキャストでハラハラドキドキの連続、最後にさらなるドキドキがあるので」(53歳女性/その他/事務・企画・経営関連)

『七つの会議』

東京建電の万年係長・八角民夫。そのやる気のなさを課長の坂戸から指摘され叱責されるが、八角はパワハラで坂戸を訴え、異動処分になる。そして原島が新課長として着任するが……。

出演/野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助
監督/福澤克雄
公開年/2019年

・「誰が犯人なのか、突き詰めて行く流れが面白い」(32歳女性/ガラス・化学・石油/事務・企画・経営関連)
・「半沢直樹のようなストーリーで楽しかった」(57歳男性/ホテル・旅館/販売・サービス関連)

『白ゆき姫殺人事件』

山中で焼死体が発見される。10箇所以上を刺され、殺害された三木典子。容疑者として挙がったのは典子と同じ化粧品会社に勤める城野美姫だった。テレビディレクターの赤星雄治は周辺人物に取材を始めるが、真偽不明な証言が飛び交い……。

出演/井上真央、綾野剛、蓮佛美沙子、菜々緒
監督/中村義洋
公開年/2014年

・「メディアが無実の人間を犯人のように報道してしまう恐怖は現実にもあるから」(57歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「湊かなえさんの小説が好きなのと、人々の噂が真実を歪めてしまう怖さがありありと表現されているから」(42歳男性/食品/営業関連)

『僕だけがいない街』

漫画家兼フリーターの藤沼悟は、時間がループする再上映(リバイバル)という現象に襲われる。悟は、過去と現在を行き来しながら児童誘拐殺人事件と母の死の謎を追う。

出演/藤原竜也、有村架純、石田ゆり子、杉本哲太
監督/平川雄一朗
公開年/2016年

・「原作との違いを意識しながらみると面白い」(30歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「あの時間内でまとめられているのが感心した」(48歳女性/その他/その他・専業主婦等)

『億男』

兄の借金を背負い、妻子にも逃げられた一男。ある日宝くじで3億円が当選するが、将来に不安を感じ、起業に成功した友人の九十九に相談する。しかし、飲んだ翌朝目覚めると金と九十九が消えていた。

出演/佐藤健、高橋一生、黒木華、池田エライザ
監督/大友啓史
公開年/2018年

・「『お金』とは? 『幸せ』とは? を考えさせられました」(38歳女性/教育/専門サービス関連)

『ルームメイト』

派遣社員の春海は、交通事故が原因で入院生活を送る。その入院先で知り合った看護師の麗子と意気投合してルームシェアを開始するが、麗子の不可解な言動を見てしまい……。

出演/北川景子、深田恭子、高良健吾、尾上寛之
監督/古澤健
公開年/2013年

・「感動する場面や考える機会のある映画だから」(60歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/営業関連)

『氷菓』

廃部寸前の古典部に入部した折木奉太郎は、好奇心旺盛で色々なことが”気になる”千反田えると出会う。中学からの知り合いの福部里志と伊原摩耶花も古典部に入部し、学園内のさまざまな出来事を推理していく。

出演/山崎賢人、広瀬アリス、小島藤子、岡山天音
監督/安里麻里
公開年/2017年

・「大きなハラハラやドキドキはあまり見受けられないが、最後はそうきたかと思わせる展開に心が躍った」(59歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)

『キサラギ』

アイドルの如月ミキが自殺して1年が経ち、ファンサイトのオタク男たち5人が追悼会に集結する。5人は思い出話に花を咲かせるが、次第に話は思わぬ方向に……。

出演/小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅
監督/佐藤祐市
公開年/2007年

・「最後に矛盾するような点と点が結び付く、その習慣のカタルシスが心地よいどんでん返し映画の傑作だと思う」(69歳男性/その他/その他・専業主婦等)

『ゴールデンスランバー』

凱旋パレードで首相が暗殺されてしまう。宅配ドライバーの青柳は、いきなり警察官から首相暗殺の実行犯に疑われ、仕方なくその場を逃げ出す。青柳は友人を頼り逃亡を続ける。

出演/堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり
監督/中村義洋
公開年/2010年

・「洋画みたいな派手さはないですが淡々と描かれていて落ち着いて観られます」(52歳男性/その他/その他・専業主婦等)

『イニシエーション・ラブ』

バブル最盛期の1980年代後半。奥手な大学生の鈴木は、合コンでマユと出会う。東京への転勤が決まった鈴木は、遠距離恋愛でマユとの関係を続けるものの、美弥子という新たな女性と出会い、ふたりの間で心が揺れ動いてしまう。

出演/松田翔太、前田敦子、木村文乃、三浦貴大
監督/堤幸彦
公開年/2015年

・「キャスティングがよかった」(49歳男性/食品/事務・企画・経営関連)

『三度目の殺人』

弁護士の重盛は三隅という男の弁護を引き受ける。三隈は以前働いていた工場の社長を殺害した容疑で起訴されていた。死刑はほぼ決まっている状況に見えたが、重盛は徐々に違和感を抱くようになる。

出演/福山雅治、役所広司、広瀬すず、満島真之介
監督/是枝裕和
公開年/2017年

・「タイトルの意味がわからなかったが、見たらなるほどと思った」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)

『運命じゃない人』

探偵の神田は、別れた彼女との踏ん切りがつかず落ち込んでいる宮田武のために、レストランで食事をしていた女性・桑田真紀をナンパする。食事の後、宮田は自分の家に泊まることを真紀に提案するが……。

出演/中村靖日、霧島れいか、山中聡、山下規介
監督/内田けんじ
公開年/2005年

・「シナリオの構成が素晴らしくて、見終わってすぐにもう一度見て確認したくなる作品なので」(72歳女性/その他/その他・専業主婦等)

『闇の子供たち』

バンコク支局に駐在する新聞記者の南部は、臓器密売の調査を開始する。時を同じくして、恵子はNGOのスタッフとしてバンコクに到着し、所長からスラム街少女のある話を聞く。

出演/江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、プライマー・ラッチャタ
監督/阪本順治
公開年/2008年

・「ラストが世の中の闇を物語っているから」(46歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)

『ゆれる』

母の一周忌に帰省したカメラマンの猛。兄の稔、幼なじみの智恵子と再開し、近くの渓谷に行く。猛がその場を離れている間、吊り橋から智恵子が転落し、稔が逮捕される。事故か、事件かを巡って裁判が始まる。

出演/オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀、新井浩文
監督/西川美和
公開年/2006年

・「蟹江敬三さんの法廷シーンに全部持って行かれた」(58歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

『屍人荘の殺人』

ミステリー小説好きの大学生・葉村譲は、ミステリー愛好会の会長・明智恭介と学内の事件に首を突っ込む日々を送っていた。ある日、同じ大学に通う剣崎比留子に音楽フェス研究会の夏合宿に誘われる。

出演/神木隆之介、浜辺美波、葉山奨之、矢本悠馬
監督/木村ひさし
公開年/2019年

・「なんと言っても原作が素晴らしいと思う」(52歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)

伏線回収や騙しあいも見もの! どんでん返しがすごい邦画が見られる動画配信サイト

今回ランクインした作品を見るには「いつでも・どこでも」好きな動画が楽しめる動画配信サービスがおすすめです。

そこで、今回のランクイン上位15作品の中から視聴可能などんでん返しがすごい邦画を、主要な動画配信サービス別にまとめました(※2023年6月時点の視聴可能な作品一覧です。時期によっては上記の作品が配信されていない可能性があります)。

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  • 『カメラを止めるな!』
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ラストに衝撃が待っている! どんでん返しがすごい邦画を紹介しました

マイナビニュース会員にどんでん返しが面白い邦画を聞いたところ、1位は15.7%の票を集めた『カメラを止めるな!』でした。この作品の監督は上田慎一郎さん。「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる」というキャッチフレーズも、観た人なら思わずニヤリとしてしまうでしょう。

2位は13.9%の票を集めた『デスノート』。原作は週刊少年ジャンプで連載され、コミックスの累計発行部数は2,000万部を超える大ヒット作品です。実写となるこの映画では、藤原竜也さんが月を、松山ケンイチさんがLを演じ、そのキャスティングや原作と異なる展開にも注目が集まりました。

3位は10.0%の票を集めた『君の膵臓をたべたい』です。住野よるの小説を実写映画化した作品です。重い膵臓病を患う浜辺美波さん演じるヒロインの無邪気さと初々しさ、そして驚きの展開もあり、原作ファンも衝撃を受けた作品でした。

コメントにも見受けられるように、「もう一回観たい」と思うのがどんでん返しのある作品の特徴。「まだ観たことがない映画がある!」という方は、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

調査時期:2021年8月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計507人(男性302人、女性205人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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