コロナ禍、在宅勤務・テレワークが普及し、会議や商談もZoomなどオンラインで行うことが増えた。ネット環境さえあればいつでもどこでも会議に参加できるのは便利だが、予期せぬハプニングが起こることも……。今回は、マイナビニュース会員317名に、オンライン会議での失敗談を聞いてみた。
Q. オンライン会議やオンライン商談で失敗したことはありますか?
はい 38.2%
いいえ 61.8%
Q. (「はい」と答えた方にお聞きします)その失敗はどんなものですか? 具体的に教えてください。(自由回答)
ネット回線のトラブル
・「オンラインの接続に時間がかかり、相手を待たせてしまった。また、途中で通信が切れてしまった」(29歳男性/千葉県/化粧品・医薬品/営業関連)
・「ネットワークへの接続がうまくいかなくて開始時間に遅れた」(42歳男性/静岡県/コンピューター機器/メカトロ関連技術職)
・「社内のイントラが切断され通信環境が悪く、会議の直前になって回線が途切れてしまい、慌てて携帯の通信回線で接続して会議を行ったことがある」(64歳男性/愛知県/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「パソコンのせいなのかネット回線のせいなのか、とにかく止まって仕事にならなかったから」(61歳男性/東京都/ビル管理・メンテナンス/その他・専業主婦等)
服装がバレた
・「下半身が映らないと思っていたら、しっかりと映っていてとても恥ずかしいことがありました」(57歳男性/千葉県/海運・鉄道・空輸・陸運/IT関連技術職)
・「上着は着ていたが、下はジャージであったことがバレたこと」(61歳男性/東京都/その他金融/営業関連)
・「着るものが立った瞬間にパジャマだとバレた」(56歳男性/新潟県/医療・福祉・介護サービス/メカトロ関連技術職)
ミュートし忘れ
・「休憩時間の私語が流れてしまった」(57歳男性/島根県/教育/事務・企画・経営関連)
・「ミュートにしたつもりで別件の打合せをしていたのがだだ漏れだった」(57歳男性/神奈川県/半導体・電子・電気機器/営業関連)
・「会議が終わり、音声をオフにしたつもりだったが間違えて入っていて、会議中に頭にきたことを愚痴っていたら全部聞かれたことがある」(59歳男性/神奈川県/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「音声を切り忘れて生活音がだだ漏れ」(45歳男性/大阪府/設計/メカトロ関連技術職)
家族の声が入ってしまった
・「家族の話し声が聞こえてしまった」(31歳男性/埼玉県/エステティック・美容・理容/販売・サービス関連)
・「家族の声がしてしまう」(57歳男性/京都府/ホテル・旅館/販売・サービス関連)
・「会議中に妻の小言が流れた」(54歳男性/愛知県/輸送用機器(自動車含む)/メカトロ関連技術職)
・「後ろから子どもが話かけてきて困ったことがある」(38歳女性/富山県/専門店(食品関連)/その他技術職)
音声が聞こえず
・「どうしても音声が聞こえなくて何度も聞き返してしまう」(54歳男性/栃木県/不動産/営業関連)
・「相手の音声が聞きづらく、こちらの返答がチグハグな内容になって恥をかいた」(70歳男性/大阪府/サービス(その他)/事務・企画・経営関連)
・「映像だけで音声が繋がっていなかったことがある」(31歳男性/石川県/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「マイクのせいで声が聞き取りにくく、契約金額の数字を間違って読み取られたことがある」(58歳男性/大阪府/専門商社/営業関連)
会議中に居眠り
・「オンライン会議中に寝てしまったのを他のメンバーに指摘されたこと」(45歳男性/愛知県/通信関連/販売・サービス関連)
・「うたた寝しそうになる」(49歳男性/石川県/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)
・「社内会議中に寝落ち。起きたらいろんな意味で終わってた」(40歳男性/愛知県/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
家族やペットが乱入
・「リモートで子どもが乱入して一時的に中断せざるを得ない」(46歳男性/東京都/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「家族が映り込んでしまったこと」(48歳男性/東京都/コンピューター機器/メカトロ関連技術職)
・「会議中に猫が乱入してきた」(54歳男性/兵庫県/総合電機/事務・企画・経営関連)
・「猫が登場してしまった」(55歳男性/栃木県/海運・鉄道・空輸・陸運/営業関連)
マイクをオフにしたまま発言していた
・「マイクを切ったまま、上司にプレゼンしてしまったことがある」(50歳男性/東京都/流通・チェーンストア/IT関連技術職)
・「音声が入っていないまましばらく発言していた」(53歳男性/愛知県/輸送用機器(自動車含む)/その他技術職)
・「マイクをオンにするのを忘れて、ずっとしゃべっていた」(51歳男性/神奈川県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
見せたくないものが映ってしまった
・「画面に映ってはいけない物が映った」(59歳女性/鹿児島県/化粧品・医薬品/その他技術職)
・「まだオンなのにオフになったと思い、着替えてしまった」(43歳男性/東京都/専門商社/営業関連)
・「在宅で部屋が会議中に写った」(36歳男性/兵庫県/輸送用機器(自動車含む)/メカトロ関連技術職)
・「背景が鏡の影響で、よくないものを見せてしまったのです」(59歳男性/茨城県/ガラス・化学・石油/営業関連)
その他
・「逆光で顔が暗く映ってしまった」(35歳男性/大阪府/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
・「会議中に、どうしても相手の服装や髪型などに気がいってしまって、話に集中できず、大事なところを聞き逃してしまった」(59歳女性/茨城県/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「やり方がわからず参加できなかった」(58歳男性/宮城県/その他/事務・企画・経営関連)
・「投影資料を間違えていることに気づかずに、説明を通したことがあった」(49歳男性/東京都/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)
総評
オンライン会議やオンライン商談で、失敗したことが「ある」と答えた人は約4割だった。特に多かったのはインターネット回線のトラブルで、「大事な時にネットが切れてしまった」「フリーズ連発で会議にならなかった」「回線が繋がらず会議に参加できなくなった」などの報告が寄せられた。オンライン会議をする上で、ネット環境は特に重要。大事な会議に参加できなくなったり、会議全体が止まってしまうこともあるため、事前にパソコンや通信環境をしっかり整えておきたい。
「ミュート設定のし忘れ」による失敗も多かった。音声をミュートにするのを忘れ、独り言が筒抜けになっていたとか。「悪口を言ってしまった」「会議中に頭にきたことを愚痴っていたら全部聞かれた」といった笑えないやらかしも。オンライン会議ではやりがちなミスなので(筆者も経験あり)、皆さんはくれぐれも気をつけてほしい。
他にも、「猫が映りこんだ」「子どもが話しかけてきた」といった微笑ましいものから、「会議中に居眠り」といった大胆なミスまで、さまざまなエピソードが寄せられた。
新型コロナの感染症対策として広まったオンライン会議だが、今後ますます需要が伸びる可能性も。恥ずかしい失敗をしないように、事前によく準備することや、マナーやルールをしっかり理解して臨みたいものだ。
調査時期: 2021年9月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 317名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません