西武鉄道は、現在増備を進めている通勤車両40000系の新造車に、抗菌・抗ウイルス仕様の座席シートを導入すると発表した。10月2日から運用開始(予定)する新造車両の座席に導入し、これを皮切りに今後も40000系の新造時に導入する計画としている。
同社はこれまで、空調・換気装置と窓開けによる車内換気をはじめ、全車両の抗菌・抗ウイルス加工と定期的な消毒を実施してきた。さらなる対策として、クラボウとの取組みにより、特定のウイルスの数を99%以上減少させ、特定の細菌の増殖を抑制する繊維加工技術「CLEANSE(クレンゼ)」を活用し、抗菌・抗ウイルス機能性を保持する座席シートモケットを実現。40000系の新造車にこの抗菌・ 抗ウイルス加工を施した座席シートを導入することとした。
今年度は10月2日から運用開始予定の40000系新造車を含め、2編成20両が導入対象に。抗菌・抗ウイルス加工を施した座席シートを使用している車両には、車内に「座席シート 抗菌・抗ウイルス加工済」のステッカーを貼り出す。