ビズヒッツは9月28日、「円満退職に関する意識調査」の結果を発表した。調査は7月28日~8月2日、転職経験者500名(女性321名/男性179名)を対象にインターネットで行われ、結果をランキング形式にまとめた。
はじめに「転職する際、前職を円満退職できましたか?」と聞いたところ、71.4%の人が「円満退職できた」と回答。円満退職できた理由を尋ねると、「退職理由に納得してもらえた」「会社・上司が話をしっかり聞いてくれた」などの意見が寄せらたほか、「タイミングがよかった」「外資系だからわりと自由だった」という理由を挙げた人も。
一方、円満退職できなかった人のからは、「退職理由がいじめやパワハラだったから」「退職したいと伝えてから、職場で無視されるようになった」といった体験談のほか、「なかなか辞めさせてもらえなかった」という人も。さらに、「有給消化できなかった」「退職金がなかった」「離職票の発行が遅かった」といった不満の声も寄せられた。
続いて、円満退職する方法・コツをランキング化したところ、「早めに伝える」が1位に。具体的には、「辞めようと思ったらすぐ」「1年前」「1ヶ月前」などさまざまな回答が挙がったが、人員の補充や引き継ぎを考慮すると、「より早めに知らせたほうがいい」と考える人が多いよう。
続く2位は「日頃の人間関係」で、「日頃からニコニコと愛想よく過ごし、年上のスタッフに可愛がっていただいていたのがよかったと思います」「どんなに嫌いな上司でも、最後まで愛想よく接すれば、だいたいは円満に退職できると思います」といった意見が。
3位には「納得できる退職理由を用意」がランクインし、本当の理由かどうかはさておき、「やむを得ない事情で転職するしかないと思わせる」「自分にとってプラスになる転職だと伝える」ことがポイントとのこと。さらに、「ポジティブな退職理由でないと、ダラダラ引き止められる」「退職理由について、本音で話す必要はない」というアドバイスも寄せられた。
以下、4位「しっかり引継ぎする」、5位「会社の不満や愚痴を言わない」、6位「最後まで仕事の手を抜かない」、7位「正直に話す」、8位「会社の都合を考慮する」、9位「普段の勤務態度」、10位「退職の挨拶をする」と続いた。