お笑い芸人の有吉弘行がMCを務める日本テレビ系バラエティ特番『有吉×怪物』が、きょう29日(21:00~)に放送される。
一般的にはあまり知られていないが、その業界では伝説的に語り継がれる“怪物たち”を徹底取材する同番組。スタジオでは、怪物と有吉が対峙(たいじ)する。
ハリウッド俳優トム・クルーズをしのぐ怪物アクターは、共演者が口を揃えて「化け物」と恐れる怪物俳優。トム・クルーズの共演者は「怪物性ではトム・クルーズを超えている」と証言。さらに「四つんばいでチーターのように歩いていた」「目の前にいたはずの怪物が0.5秒後には後ろにいた」など、にわかには信じがたいエピソードが次々に飛び出す。
一流アーティストたちが“天才”と称賛する怪物編曲家も登場。編曲家とは、作曲家が作ったメロディーに伴奏・イントロ・間奏などを付ける仕事。怪物が手掛けた楽曲は、沢田研二からKing & Princeまで、40年で優に3千曲を超え、そのどれもがイントロを聴いただけで口ずさめる名曲ばかりだ。時代を先取りし、アイドルソングを最先端の音楽へと昇華させた“天才”の素顔とは。
手塚治虫を嫉妬させた怪物アニメーターに対し、同じアニメーターで『機動戦士ガンダム』の総作画監督を務めた安彦良和氏は、怪物の作品を初めて見たときの衝撃が今も忘れられないと言う。「これが同じアニメーションか? って思いましたね。俺がやってることはなんだったんだろう…と。打ちのめされました。手塚治虫さんが嫉妬なさるくらいだった」。アニメ界に衝撃を与えた怪物の作品は、世界中のアニメーターが絶賛し、東洋のディズニーとも称された。そんな怪物の代表作を共に制作した人物が明かす、怪物の衝撃の過去とは。