アットホームは9月27日、全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」 募集家賃動向(2021年8月)について発表した。全国9エリア(※)の不動産情報サイト アットホームで登録・公開された居住用賃貸マンション・アパートを対象に実施した。

  • 平均募集家賃 前年同月比上昇率トップ3

同調査では、入居者が1カ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」として定義している。また、30m2以下を「シングル向き」、30m2~50m2以下を「カップル向き」、50m2~70m2以下を「ファミリー向き」、70m2超を「大型ファミリー向き」として解説している。

マンションの平均募集家賃は、東京23区と大阪市が2カ月連続、全面積帯で前年同月を下回った。大型ファミリー向きマンションは首都圏で上昇が目立ち、前年同月比上昇率トップ3は神奈川県、千葉県、埼玉県といずれも首都圏の県がランクインしている。特に神奈川県は12カ月連続で10%超を記録した。

  • マンションの平均募集家賃

アパートは首都圏の上昇が目立ち、東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県が全面積帯で前年同月を上回っている。カップル向きでは東京23区・千葉県が、ファミリー向きでは東京都下・神奈川県・千葉県が2015年1月以降最高値を更新した。

  • アパートの平均募集家賃

※首都圏(東京23 区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、宮城県仙台市、愛知県名古屋市、大阪府大阪市、福岡県福岡市