通知といえば、アプリ開発元の都合で届くもの。ニュース系アプリの場合、毎朝7時きっかりに届くなどのパターンはあるものの、緊急ニュース発生時は速報と称したイレギュラーな通知が。通販アプリはセール情報、ゲームアプリは新規イベントの予告...などと手を替え品を替え、アプリが増えればいろいろな通知がひっきりなしに届く結果となります。
このひっきりなしに届く通知、ヒマなときならともかく、忙しいときにはちょっと迷惑。度重なる通知音や振動は集中力を削ぐ原因になりますからね。しかし、そのアプリの通知を止めるには惜しく、アンインストールも考えていないという場合、打つ手はありません。
重要な通知はリアルタイムで把握したいが、そうでないアプリは後でまとめて確認したいという場合、iOS 15の新機能「通知要約」が役立ちます。メールやメッセージ/SNSなど重要度が高いアプリの通知はノーチェック、これまでどおり届き次第表示し、ゲームや通販など緊急性に乏しいアプリの通知は1日2回、朝8時と夕方6時にまとめて届ける、といった使いかたが可能になります。
使いかたはかんたん。『設定』→「通知」→「時刻指定要約」の順に画面を開き、「時刻指定要約」スイッチをオンにすると、最近の1日あたりの到着平均値を参考にしつつ、どのアプリを通知要約の対象にするか指定できます。要約を受け取る時間は、初期値では朝夕の1日2回に設定されていますが、時刻を指定して増やすことも可能です。
そして指定した時刻になると、通知センターに要約が届きます。アプリの利用状況に基づき関連性が高そうな通知を優先的に表示するほか、各アプリの通知数は右上のバッジで確認できます。これで、通知の煩わしさはかなり軽減されるはずですよ。