ビズヒッツは9月27日、「転職するなら都心と地方どちらがいいかに関する意識調査」の結果を発表した。調査は8月12日~13日、全国のビジネスパーソン500名(女性317名/男性183名)を対象にインターネットで行われた。
都心と地方のどちらに転職したいか聞いたところ、53.0%が「都心に転職したい」と回答。理由として最も多くあがったのが「求人が豊富だから」で、都心は「企業数が多い」「職種が多い」「転職先が見つかりやすい」「働き方が選べる」などのメリットが多くあがったほか、実際に地方での転職活動を行った人からは、「現在地方在住で転職活動中ですが、選択肢が少ないと痛感しています」「都心と地方のどちらでも働いた経験があります。都心の方が遥かに求人数が多い」など、実体験に基づいた意見が寄せられた。
続いて多かった理由は「交通が便利だから」。その便利さゆえに、「運転免許をもっていない」「運転に不慣れ」という人にとっては「車社会の地方だとツライ」という声も。3番目には「生活しやすいから」がランクインし、お店や医療機関が多いなど、生活環境が整っており暮らしやすいという意見が多くあがった。
以下、4位「給料が高いから」、5位「プライベートが充実するから」、6位「都心出身・在住だから」、7位「都心の方が刺激的だから」と続いた。
一方、「地方」を選んだ人は47.0%。地方に転職したい理由として最も多かったのは、「心にゆとりが持てるから」という理由。具体的には、「現在地方で働いていて、のびやかな気持ちで過ごせている」「気分的にゆったりできる。少し給料が少なくても地方がいい」「高収入でなくても、のんびりやっていけそう」といった声が寄せられた。
続く2位には「通勤が楽だから」がランクイン。「満員電車を避けられる」「通勤にかかる時間が少ない」「電車に乗りたくない。車で通勤したい」といった意見が。3位には「生活費が安いから」が入り、物価や家賃が安く、「貯金もできそう」という意見が多数寄せられた。
以下、4位「人が少ないから」、5位「地方出身・在住だから」、6位「自然があるから」と続き、7位には「リモートワークできるから」がランクイン。リモートワークの普及をきっかけに、「ネット環境があれば都心も地方も関係ない」「リモートでも仕事ができるので、わざわざ家賃の高い都心に住むメリットを感じない」など、意識が変わった人も見受けられた。